がんばれ、「広島」のカープ
広島カープがケロイドを連想させる言葉を使った心ない言説に傷ついています。
そういう言説を広める人は、たぶんケロイドとは何を意味するものか、なにも知らないのでしょう。
わたしは広島の街で、後遺症やその心配を抱えながら日常生活を送る大人の人たちに育てられました。
「草木も生えないのでは」と言われた街が復興に向けて一歩ずつ前を向いて歩いていた姿をまさに日常として知っています。
広島の焦土からの復興は、「暴力とはいっときのものであって人間を決定的に支配するものではない」という、何よりの証拠です。
これは世界に堂々と言える、日本の誇りです。
平和とは敗北主義ではなく、暴力を含むさまざまな現実の障害と戦い続けて自国の独立を守ってゆくことです。
ケロイドをかかえながら復興の戦いを続けた広島市民をわたしは尊敬しています。
がんばれ、カープ!
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