
貸会議室成り上がり物語
第1話 貸会議を借りてみた
2024年12月31日午前7時30分、僕は新宿御苑にいた。
世間は大晦日で帰省している人も少なくないだろう。そんな年末の朝に何故そこにいたかと言うと、武田塾の創業者である林尚弘さんが創業した株式会社A.verが運営する貸会議室FORESTがあるからだ。
林さんの秘書がこの会議室の運営を任されていることは知っていた。
前任の大平君は共に「人財版令和の虎」の志願者であり彼の先輩である森本社長は彼が西野亮廣さんのインターンをする前から交流があった。
大平君には僕のイベントに来てもらったこともある。そういうわけで大平君の力になれたらと思っていたら彼は試験採用期間の1年を終えて林さんの秘書を辞めたようだった。
彼の後任はXのプロフィールを読むと現役の東大生だ。投稿を読むと、まだ貸会議室の事業は軌道に乗っているとは言えないように思えた。
そこで、ここは「俺の出番だ!」と思った。
今、僕はXでは「お喋りマッチングおじさん」を名乗っていて、具体的には人と人を繋ぐことを生業にしている。
「出版コーディネーター」として、著者になりたい人と出版社を繋ぐことでの収入が主だが、出版に限らず送客できれば紹介手数料をもらえるのが世の常だ。
まずは自分が顧客になってこの貸会議室の使い勝手や価格の妥当性を確かめてみようと思い、一番集客の難しそうな大晦日にイベントを開催することにした。それが31日午前8時から10時迄のイベント「YouTube LIVEコラボ配信&林尚弘著『稼ぎたいならキャバクラへ行け』読書会」だった。
つづく
https://www.nipponkaigishitsu.com/detail/?id=1036