シェア
碓氷早矢手 ∣ おもしろくてためになる本の話
2022年6月30日 08:54
訳者あとがきによると、毎年5万本の脚本が全米脚本家協会に登録されるそうだ。「UCLA課外脚本執筆講座」のようなものが成立する背景がよくわかる。「観客のことを考えながら書くのではなく、脚本を読む人のことを考えて書かなければならない」というアドバイスが出てくる。スクリーンに映し出される作品は、総勢200人にのぼる職人の共同作業の結果なのだ。職人を動かすものが、最初の原稿だ。職人の感情が動か
2022年6月29日 16:23
昨年から80代の母親と同居しています。明るくやさしい母親が年齢を重ねていく姿を見ながら、この本の編集活動を進めてきました。老化とはなにか、どうすればよい老後になるのか、年をとることの意味とはなにかーー。身近に「老化」を感じながら、そうしたことをポジティブに考えることができたのは、この本にかかわっていたおかげでした。親世代のこととしても、自分のこととしても、一通り知っておきたいことが誠実に書