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日記数日まとめ

1月23日 夜中に何度か目が覚めた。2時、3時半、4時半。。。6時半に起床。
朝窓の外は相変わらずまだ暗闇で、ひょっとしてまだ夢を見ているのか?
雨だれの音がするので外を見るとどうやら夜中に降っていたらしい雪が景色を変えていた。   
雨が雪化粧を崩している。

1月24日   味噌を作ろうと思う。麹と豆は用意があるので後は、始めるばかりなのだが、容器が決まらない。

1月25日   作業をしながらミヒャエルエンデのオーディオブックを聴く。
きっかっけがあって思い出し、昔買ったCDを掘り出して久し振りに聴いた。自分の持っている時間をどう使うかと言う事は、コロナ禍において大きなテーマだ。
此の地に来る事など考えてもみなかった頃、その後間も無く渡独したのだけれど、エンデの「はてしない物語」は気に入りの本だった。勿論今でも気に入っている。想像の花開く「種」の様で読み返すと前回とは別の形に枝葉を伸ばす素敵な物語だ。ドイツで始めて買った本の一冊目は「Die unendliche Geschichte =はてしない物語 」だった。今でも本棚に並んでいる。

1月26日 久しぶりに友人に会って、暫く雑談をした。もともとひっそり生活している方だけれど、流石にメールコンタクトだけでは気分の低迷を感じる。日用品の店しか開いていない今、急に運動靴を買いたいとか、絵の具を買いたいとか、カフェで朝ごはん食べたいとか、今かなわない希望がふつふつと湧いてくる。インターネットで買い物をすれば良いという話ではないのだ。今まで滅多に買い物にも出ないし、外食も少ないし、旅に出る事も少なかったくせに、出来ないとなるとその全てをしたくなる。 勝手なものだ。

1月27日   今日友人のBから電話があった。彼女は去年第一ロックダウン 時に醤油を作る決心をした。
中国人である彼女が作るので中国の醤油を作るのかと思えば、日本の醤油なのだと言う。材料はネット注文で入手し、度々現況報告が届いた。初めてのことだから、これなった、ああなったと大騒ぎしながらも、何事も丁寧な仕事を遂行する彼女の醤油は無事熟成していった。晩夏ロックダウンが緩くなっていたある日、久しぶりに尋ねると、醤油を絞ろうということになった。二つある器のうち一つを絞ることになった。インターネットで確認したり、試行錯誤の末、初めての醤油第一号が出来上がった。そして美味しい。
その後も醤油談義が止まらない。

1月28日   朝方雨の音で目が覚めた。
ここ数日雪というより雨がちな空模様、今日は一日雨の予報だ。
こんな日は部屋を明るくして本を読む事。美味しいものを食べる事。
朝目が覚めてから台所でお茶を飲みながら、白花豆を煮ている。半分は甘くしてお茶受けに、半分は豆と野菜とパスタのスープを作る。
鍋の番をしながら本を読むと言うのは、良い時間だと思う。
お供の本はボルヘスの「砂の本」

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