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なぜティール組織で福利厚生がすごい企業からディープテック企業に入ったのか語る
ご挨拶と自己紹介
こんにちは!
Acompanyでバックエンドエンジニアをやっているイナミです。
身の回りのメンバーだと私だけ東関東に住んでます。
この4月で社会人4年目が始まってしまいました。
ようやく時間の使い方を覚え早起きできるようになって、朝から快適な日々を過ごしています。
簡単なキャリア紹介
はじめに、これまでの私のキャリアを簡単に語らせてください。
学生時代は高専のコンピュータサイエンス出身です。ザ・エンジニアです。
その後高専で専攻科へ内部進学して、現役で7年間在籍してました。
研究が始まってからデータサイエンスが楽しすぎて長居しすぎました。
株式会社ゆめみという会社に新卒で入社しました。
バックエンドエンジニアを経験したのちにデータエンジニアへキャリアを移していました。
途中は色々ありましたが、最終的にAcompanyでバックエンドエンジニアへ少し戻るという道を選びました。
バックエンドエンジニアとはいってもプロダクト開発メンバーがまだまだ少ないので、実質的に自分の好きな技術とビジネス領域を扱えていて非常に面白いです。
ティール組織と福利厚生を満喫したので退職へ
タイトルの本題についてですが、半分をこの章で語ります。
まず「ティール組織」という言葉をご存じない方のために簡単にご紹介します。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、ティール組織やホラクラシー組織は徐々に社会に出現しつつあり、ざっくりいうと自由な意思決定を可能にするための先進的な取り組みを行っている組織ということになります。
この流れは、社内の階層構造や権力構造を分散させる、または排除するメリットを強調したい企業が増えているためと私は理解しています。
というのも現代人の中には「裁量権によって左右されるストレスがある」と認識している人もいるでしょうし、それを示す研究や本もあります。
気になった方は下記のような書籍をお求めになると良いかもしれません。
※ 私はこういった書籍を読んだことがないのであくまで自己責任でお願いします。ティール組織やホラクラシー組織が載っているかはわかりません。
前職の株式会社ゆめみはティール組織というかなり変わったカルチャーを持ち福利厚生も相当色々なものがありました。
実際に制度を使い自分で給料を決めて働いてましたし、フルリモートだったので温泉旅行しながら働いてました。
いくつかの制度に関しては現職にもあったらなぁと思う部分があるくらい面白かったです。
上司がいない会社なので働くキャリアや案件も自分で選び、自ら採用活動や営業活動にも参加してました。
詳細は割愛させていただきますが、最終的には自ら作った応募枠で優秀な方への採用アプローチができたり、社内最高額の単価で働いたり、屋台骨の大型案件複数件に貢献できたので、バリューは出せたと思っています。
色々な経験ができた会社でしたが、自分が納得できる結果が得られたのは気のおける仲間と諦めずチャレンジし続けた結果だと思っています。
当時のメンバーと今でも交流できていることを誇りに思っています。
働く中で自身が成果主義人間ということに段々と気付き、最終的には素早くバリューを出すこと、クライアントの期待を超えることに執念を燃やし尽くしました。
この段階でティール組織も福利厚生も成果主義人間には特に関係がないことにも気付き退職を決めました。
受託企業でデータを扱う限界について
少し話は変わりますが、受託開発企業のデータエンジニアとして働く上での限界も同時に知ることができました。
前職に入る前は社会人経験もなく理解できていなかったのですが、内容を公表できない受託開発もしている会社だったのでもちろん他案件とのコラボレーションなどは存在せず、扱えるリソースに限界があったからです。
同じようなキャリアの人から何度か聞いたことがありますが、様々な事業を展開する大企業でない限り豊富なデータに触れることはない、というのが一つの真実だと強く感じています。豊富なデータの定義によって賛否両論ありますが、多種多様なデータに触れたいのであれば概ねその通りだと思います。
特に横のつながりのない受託開発企業においてはこの問題は大きく、受託開発を行う企業がデータを様々にコラボレーションして使うのは確実に不可能だなと身を持って感じました。
この問題自体に進展があるとはまだ思っていませんが、周辺の問題を解決する事業を展開する企業が増えている印象があり、個人的には大変興味深いです。
しかしながら、全くの素人でしたがふんわりと「法律の壁高そうじゃね?」と思ってました。
ちょっと放浪してAcompanyへ入社
退職を決めた頃には、ちょっとだけ外の世界に放浪し色々な意見を聞いてから次を見つけようと決めてました。
様々な会社のデータエンジニアの方とカジュアル面談のお時間を頂戴し、大変参考になるご意見をたくさんいただきました。
新天地をどこにしようか悩みましたが、せっかくバリューを残すなら大義を成すために人生の時間を使いたいと思って、社会的な意義も夢もある事業会社を探しました。
放浪中の出来事として、短期間ですが勉強会やリアルイベントに参加しまくっていたのがちょっとした思い出です。
びっくりしたのが、私がとあるイベントに参加していたとき弊社CTOの田中さん(@tkrk_p)がちょうどそのイベントをウォッチされていたようで、それがきっかけで私の存在を知ってもらえたらしいです。
思わぬ出会いが生まれました。
執行役員CTOの田中さんと取締役副社長海外事業責任者の近藤さんの声が聞けるPodcastはこちらです!
そのイベント後に田中さんからDMを頂きAcompanyを知りました。
秘密計算という単語は聞いたことはあるけど全くわからないし、どんな商売をしている会社なんだろうというのが第一印象でした。
入社の決め手となったのは、受託企業で感じたようなデータを扱う限界の解決策になるではないかと感じたことです。
Acompanyはプライバシーテックのディープテックであり、直接この問題を解決する会社ではないかもしれません。
しかしながらホームページには
AutoPrivacy事業は、企業間でのデータ連携のさまざまな課題を解決するデータコラボレーションのトータルソリューションです。
と書かれている通り、間接的にですが目指している先が非常に近いように感じました。
なんならこの問題を最もストレートに解決するプロダクトを作れる可能性すらあるかもしれない、と今では小さな夢を持っています。
追記:このページの最後にAutoPrivacy事業に関するプレスリリースを載せています!最後までご覧いただけると幸いです。
入社しばらく経ったけど最高すぎた
これかもしれない!と勢いで入ってみましたが、メンバーも環境も私にとっては最高でした!!!
開発チームもBizDevもR&Dも、在籍している方皆さんもれなく優秀な方々が多く、コミュニケーションが円滑で非常に楽しいことこの上ないです。
平均年齢は決して高くないと思いますが、前のめりなメンバーが多いと感じていますし、酸いも甘いも噛み分けることのできるような心豊かなメンバーばかりだなと日々噛み締めています。
Acompanyが大切にしている考え方やビジョン、行動指針を体現しているメンバーが非常に多いです。びっくりしました。
こういったものに共感した事自体が全くなかったのですが、私自身は初めてくらいに全てに共感できたことも楽しく働けている理由かと思っています。
実務としては、まだまだやることがたくさんあって目まぐるしく新しい情報を処理し続けていて、正直忙しいというのが本音です。
それでも着実に前に進んでいることは実感できていますし、とても幸せなことだなと納得しています。
非常に充実していて、まるで高専時代に戻ったかのように長居しまくる未来が予想されています。
おわりに
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!
弊社はつい先日、個人を特定せずに分析・活用する環境に関するホワイトペーパーをリリースしてます!
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