#わたしの読書メモ |『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉 広著
こんにちは、ユーソナー広報の澤田です!
ユーソナー社員がどんな書籍を読んで日々スキルアップをしているかを紹介する企画「#わたしの読書メモ」
今回は第2弾をお届けします!
本日の紹介者と書籍
本日紹介するのは、『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(小倉 広著)です。
こんな人におすすめ!
・アドラー心理学に興味がある方
・「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」を読んで理解が曖昧だった方
・ 感情に振り回されがちな方
・他者との健全な関係を築きたい方
読んだきっかけは?
まず、アドラー心理学関連の書籍で最も有名な「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」を読みました。物語としては楽しめましたが、対話形式のためか、ポイントが腹落ちしきらない部分がありました。
そんな中で、アドラーの教えをより具体的に理解したいと思い、この本を手に取りました。
アドラーの言葉が少しずつ紹介され、それぞれに筆者の解説が入るわかりやすい構成となっています。
非常に納得感があり、以後、姉妹本とあわせて私の座右の書の一つとなっています。
読書メモ
以下は、特に私が大事にしたいと思った考え方について、アドラーの言葉とその要点です。
・「目的論」について
アドラーの目的論では、すべての行動には無意識のうちに設定された目的があるとされています。人は感情に突き動かされるのではなく、目的を達成するために感情を作り出しているという視点です。
例えば、「カッとなって怒る」のは、相手を支配するために怒りを創り出している。
「不安だから外出できない」のではなく、「外出しないために不安を作り出している」。
このように、マイナスな感情に囚われそうになったときは、その感情を抱く目的を分析し、目的をすげ替えることで新たな感情を利用するという方法が提案されています。
・「共同体感覚」について
アドラーは、他者への貢献こそが幸せになる唯一の方法であると説いています。共同体感覚は、以下の三つの要素から成り立っています。
他者信頼:周囲の人は私を援助してくれる。
自己信頼:私は周囲の人へ貢献できる。
所属感:その結果、私は共同体に居場所がある。
職場でも、この共同体感覚を得ることが、楽しく、幸せに仕事をするための鍵だとされています。「自分には何ができるか?」を考え、それを実行することで、他の人を喜ばせることができれば、苦しみから抜け出し、幸せを感じることができるとアドラーは述べています。
感想
アドラー心理学では、行動の背景には必ず目的があるとする「目的論」と、自分が所属する共同体の一員として貢献しようとする「共同体感覚」が重要視されています。
仕事に取り組む上でも、この二つの考え方を意識することで、目的を明確に持ちながら前向きに取り組む姿勢が生まれます。また、共同体感覚を育むことで、チームの中での協力や信頼関係が強まり、より良いチームワークが形成されるでしょう。
このような視点が、仕事をより充実させる鍵になると、私は考えています。
私は現在、プレイングマネージャーとして営業チームの一員として働いていますが、このアドラー心理学の考え方を取り入れながら、まずは自分自身が前向きに取り組む姿勢を大切にし、そしてチーム全体が一丸となって成長できるような環境を作っていきたいと考えています。
まだまだ試行錯誤の段階ですが、少しずつ良い方向に進んでいると感じています。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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