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「脱官僚」に逆らった上級国民の被害者しぐさを擁護する朝日新聞

この記事に出てくる人と同じ人ですね。

もっともらしいことをごちゃごちゃ言ってますが、要はこの人、民主主義を否定しているんですよ。官僚がすべての政策を決定して政治家はそれに黙って従うのが正しいと思っている。

で、朝日新聞が政権叩きの目的でそれに加担している、という構図。

まあ、前川喜平さんあたりを正義の告発者みたいに持ち上げて加計学園を悪の権化みたいに扱ったのもそういう流れなんだけど。

有権者の負託を受けた政治家がやろうとすることを、有権者の負担なんか1ミリも受けてない官僚ごときが反対するほうがおかしい。

だいたい、「自治大学校長に異例の転出」って、どこが左遷なんだよ。左遷されて校長ですか。いい身分だな。いやー、上級国民ですな(笑)。

干されてもなおこれほどの好待遇を受けられるのに「抵抗したら干される恐怖」とか笑わせる。これこそ本当の「被害者しぐさ」じゃねえの?

だいたい、この人2015年7月に自治大学に転出しているわけで、森友も加計も今年の検事長定年問題も、どれも全部関係ないじゃん(笑)。森友学園の土地取引が行われたのは2016年、それが問題視されるようになったのは2018年。加計学園が選定されたのは2017年。問題視されるようになったのはやはり2018年。要するに平嶋氏が転出した頃は、まだ「忖度」なんて言葉は全然流行ってなかったのだ。朝日新聞の印象操作が酷いな。

正直、私も「ふるさと納税」の制度については疑問がないわけではない。が、官僚が政治家に逆らって、異動させられたら「怖かったでちゅ~」は、ないだろ。「ふるさと納税」をやめさせたかったら、自分から辞表叩きつけて選挙に出馬せんかい。

菅氏は、総裁選出馬会見でも、繰り返し「縦割り行政の打破」を訴えておられた方だ。そういう大きな改革をやろうと思えば、ある程度、強権的な手腕が必要となるのは当然である。それを「独裁」と言うのであれば、もう日本は何も変えられない国になってしまう。

そして、ある程度、強権的なやり方で推進された政策が、よくなかったと思う人が多ければ、その政治家は選挙で痛い目に遭えば良いだけなのだ。

選挙で無職になる恐怖と戦う政治家と、選挙もなく無職にもならずに、せいぜい大学の校長に左遷される程度で済む官僚、どっちが「恐怖」と背中合わせでしょうか?

森友問題も、加計問題も、所詮は改革つぶしが目的であり、それに踊らされた「護憲派」は、いいように利用されて馬鹿の極みである。利権ガー私物化ガーというけど、それは選挙の洗礼も受けないで既得権にしがみついてる側でしょうに。あ、ちなみにマスコミも含みます。

あと平嶋さん、民主党政権についてこんなこと言ってますね。

「官僚支配打破を国民にアピールしていた民主党ですが、人事で意に沿わぬ官僚を飛ばすようなことはほとんどなく、官僚からの問題点の指摘にも比較的耳を傾けていました」

要は、最初こそ威勢のいいこと言っていたが(その典型が長妻昭さん)、右も左もわからん素人に政治が動かせるはずもなく、あっさりと官僚の軍門に下った、というただそれだけの話。そして、その挙句が消費税増税ですからね。もちろん消費税増税は平嶋さんの言う通り自民党も推進側だったことは事実ですが、平嶋さんが「民主党のレガシー」として語っている政策は、いずれも官僚主導の政策であり、しかも自民党政権が推進していたら朝日新聞は絶対に反対してたであろうものばかりです。特にマイナンバー制度なんてかつて自民党がやろうとしたときどれだけ野党と朝日新聞に足を引っ張られたことか。

要は平嶋さん、安倍政権、特に菅官房長官を叩くために、当てこすり目的で民主党をおだててるだけなのですが、おだてかたが完全に官僚目線であり、徹頭徹尾、官僚の理屈しか言ってないのです。

森友問題も、加計問題も、桜を見る会の問題も、こうしたガチガチの官僚の論理に凝り固まった官僚の「抵抗勢力」と、とにかく右派が憎くて仕方ない「リベラル」の呉越同舟によって作り出されてきたもので、おそらく菅さんも似たようなスキャンダル攻勢に見舞われることになるでしょう。

我々有権者は、そうしたスキャンダル報道を見ても「本当に批判するべき重大な疑惑なのか?」という点を、しっかり見極めなければならないと思います。そうしなければ「権力を批判しているつもりが、別の権力に踊らされているだけ」という、滑稽な話になりかねませんから。

まあ「声を挙げろ」と言いながら、声の選別を行っている界隈の人達は絶対に理解しようとしないでしょうけど。

なお、有料部分の記事は読んでません。無料で読める箇所についてのみ批評しております。あしからず。

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