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【軽度の】大人の発達障害とは?【当事者解説】

発達障害とは?

発達障害とは、脳の構造が定型発達と違う場合の名称です。

人間の能力には個体差がありますが、発達障害者は自身の能力がひどくアンバランスで、社会的な障害に直面します。

発達障害者同士でも、能力が違うために様々な困難の種類があります。

困難の程度は人によって違いますので、以下の種類は脳の違いのグラデーションです。

最近では発達障害のことを自閉症スペクトラムという言い方をすることもあります。

ASD

社会性、想像力、コミュニケーションの分野で障害があります。

行動や興味に偏りがあり、対人関係が苦手です。

こだわりが強く、変化に弱いのでわが道をいけると生きやすくなります。

自分らしく生きていきましょう。

ADHD

注意欠陥と多動性・衝動性の障害です。

じっとしていることが苦手、多弁、多動、過活動、ケアレスミスが多い、忘れっぽいなどの問題があります。

一見、ただのおっちょこちょいのようですが、立派な障害です。

この障害は権威者から注意されたり、怒られたり、病気であることを否定されることがあるので、自己肯定感が低くなりがちです。

学習障害

読むことができない読字障害、書くことができない書字障害、
計算ができない計算障害の3つのことです。

読字障害は字を正しく認識することが難しい障害です。

書字障害は時の認識のほかに目と手の動きの協調性に問題があります。

計算障害は複雑なことを処理する力の弱さから来ています。

けして怠けでも練習不足でもなく、障害です。

この理解が広まってくれると嬉しいです。

発達障害の困りごと10選

感覚過敏で作業に集中できない

感覚過敏とは、聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚の五感+バランス感覚、重力感覚の過敏な体質を指します。

感覚過敏があると、普通の人は何でもないことでも気になってしまい、大変疲れてしまいます。

最近では対策グッズもたくさんあります。

サングラスやブルーライトカットメガネ、ノイズキャンセリングイヤホンなどは持っている方は多いと思います。

計算障害で買い物できない

計算ができないので、買い物でお金を使いすぎてしまいます。

だいたいこのくらいというのがわからないので、わたしもよく失敗しています。

対策にスマホで計算しながら買えばいいのですが、いつも忘れてしまいます。
お金が足りなくて恥ずかしい思いもするので、なにか対策があればぜひコメント下さい!

ASDで集団行動ができない

なんとなく、集団で他人と同じように行動することができません。

同じ行動をする意味がわからないからです。

自分の考えた方に動きたいという思いもあります。

学生を抜ければ集団行動はなくなるので大人は楽ですが、がっこうはちょっときつかったです。

ADHDで気が散る

興味が分散されて忙しいです。

あれもこれも気になって、どれも中途半端に手を出してしまします。

作業中もあれやったっけ、これどうしたっけと考えが色々な方向に飛んでいってしまいます。

ADHDで過活動になる

いろいろなことに興味を持つので、過活動になりがちです。

自分では管理できる範囲だと思って行動するのですが、予期せぬトラブルなどが起きて、スケジュールがぐちゃぐちゃになります。

体力や気力なども使い果たしてしまいます。

できれば一つのことに集中するのが望ましいですが、難しいですね。

ASDで過集中になる

繰り返しの作業などをしていると、集中しすぎてしまうことがあります。

集中しているときは高いパフォーマンスを発揮できますが、極端に疲れてしまいます。

あとからドッと疲れが来るのです。

身動きが取れなくなるほど疲れてしまうこともあります。

ASDで予定の変更についていけない

予め決まっていたことが変更すると、とっさの判断ができないために混乱してしまいます。

次は何をすべきか、時間の変更、その後のリスケジュールなど、どうすればいいかわからなくなります。

人によってはパニック状態になることもあるのです。

ADHDで先延ばしにしてしまう

予定を単純に忘れます。

また、自分がその予定にどれくらい時間がかかるのかがわからないので、無理なスケジュールを立てることがあります。

優先順位もわからないので、やるべきことが終わりません。

わたしの場合、予定を書き出してから、順番を考えて、それから作業に取り掛かっています。

リマインダーもよく使います。

ASDで曖昧な表現がわからない

本にはあまり曖昧なものはありませんが、会話にはけっこう出てきてで困ります。

わたしはなんとな~くわかることもあるのですが、わかったと思いこんでいたり、正確じゃないときがあるので気になってしまいます。

自分でもはっきりとした言い方を心がけています。

繰り返しすぎるとうざく聞こえるかもしれませんが、相手は意外と聞いてないものです。

学習障害で支障が出る

読みの障害、書きの障害、計算の障害はそれぞれの場面で困ります。

日本語で学習障害があっても、言語によってはなかったり、その逆に出てきてしまうこともあるようです。

読み書きは特に生活上頻繁にあるので、苦手さがあると大変です。

読書ルーラーや下敷きなど、できないを補助する道具も色々とあるので、活用してみるのもいいと思います。

まとめ

発達障害は最近認知度は高まってきましたが、具体的なことはわからないという人も多いのではないかと思います。

このnoteで少しでも発達障害に寄り添っていただければ嬉しく思います。

発達障害は脳の個性なので、今は病気ですがそのうちそういうものだと受け入れられていく世の中になって欲しいです。


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