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入力フォームの振仮名を「カタカナ」にさせる必要はないと思う

コロナの影響もあって、最近いろいろなサービスについてインターネットのWebフォームで申込んだり登録したりできるようになってきた。でも、その登録の時にいつも気になるのが、名前の振仮名を入力させる時に「カタカナ」を求められることだ。

例えば、山田太郎であれば「やまだたろう」ではなく「ヤマダタロウ」と入れなくてはならない。なぜなのだろうか。

振仮名がいる意味

そもそも、こういった申込書の振仮名欄は、紙ベースでの申込時代の名残だと思っている。ぼくは、こういった情報を大量に入力する作業(パンチ入力)をしたことがあるが、例えば「中畦(なかうね)」さんとか、変わった名前の時、振仮名がないと入力が難しいので振仮名があれば非常に助かる。

そして、その振り仮名欄が「カタカナ」である理由は、振仮名欄は、漢字の名前の上にきて、記入スペースが小さくなってしまうことが多いので、読みやすくて書きやすい「カタカナ」にしているのだと思う。

ここまで読んでいただければわかると思うが、つまり、振仮名は紙の資料をパンチ入力するときのために必要なものであって、そもそも今は不要なのではないかと思う

許せるとしても「ひらがな」

でも、確かに、申請内容の何かの確認のために相手に電話をしたりすることもあるので、振仮名がないと何かと不便、という理由で振仮名を求めることは百歩譲って良いとしよう。

でも、なぜ「カタカナ」である必要があるのであろう

Webの入力フォームであれば、入力欄のサイズは関係ない。しかも「カタカナ」にした方が、変換作業が必要で、入力は面倒臭い。さらに言えば、一度カタカナに変換してしまうと、次に名前を入れるときは漢字で入れたいのに一つ目にカタカナの候補が出てイライラしてしまう

だから、全部「ひらがな」にした方がいいと思う


何か事情があるのか

でも考えてみれば、日本中のユーザーエクスペリエンスの専門家が、この辺りを検討に検討を重ねた結果として、今でもほとんどがあのWebフォームになっているので、きっと何か事情があるのだろう。

もしかしたら、みんな「カタカナ」だと先入観で思っているから「ひらがな」にすると逆に混乱してしまうということかもしれない。

そうであれば、どちらでも良いようにして「ひらがなでもカタカナでも良い」と表示したらいいのだろうけど、それはそれでもっと混乱しそうである。

うーん。やっぱり難しいのかな。



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