【ケア編】わんちゃんが実は嫌がっている飼い主様のNGケア方法とは?
わんちゃんのケアといえば、ブラッシングや歯磨き、シャンプーなどさまざまですが…健康を守るためにはどれも欠かせない時間ですよね。中には、「習慣化させるのにかなり時間がかかった…」という飼い主様もいるのではないでしょうか?
しかし、間違えた方法で行うと、わんちゃんがケアを拒否したり嫌がったりしてしまう可能性が…。せっかく習慣化したにも関わらずそれが無駄になってしまうこともありますので、ぜひこの記事を参考に、自分の行動を見直してみましょう◎
わんちゃんのケアとは
具体的なケアとして、歯磨きやブラッシング、シャンプー、爪切りなどが挙げられます。それぞれどのような役割があるのか、簡単にご説明していきます!
●歯磨き
基本的に毎日してほしいケアです!もし歯磨きを怠り歯周病になってしまうと、口臭の原因となるだけでなく、菌が体内に入り込み病気を引き起こしてしまう危険性があります…。毎日歯を清潔に保つことで、病気のリスクを軽減できるのです◎また、丈夫な歯を維持することで食事もストレスなく楽しめるため、いつまでも元気な身体を維持できます!
●ブラッシング
こちらも毎日してほしいケアです!ブラッシングは、被毛に絡まるホコリなどを除去することができ、清潔感を保つことができます。また、ブラッシングにはマッサージ効果があるため、皮膚の血行を促進し、老化防止が期待できます◎
●シャンプー
月に1~2回ほど行ってほしいケアです。シャンプーは皮膚の汚れを洗い落とし、皮膚環境を整えてくれる効果があります。ただし、シャンプーを高頻度で行ってしまうと、皮膚を守るための皮脂も落としてしまうので注意が必要です。
●爪切り
こちらは個体差がありますが、基本的に月1回程度でいいとされています。爪が伸びすぎると、小型犬のわんちゃんは滑って腰を痛める原因となります。大型犬のわんちゃんも怪我につながってしまうため、定期的に爪が伸びていないか確認する必要があります。
定期的な爪切りではなく、毎日の爪磨きを行うことで、常に爪の長さを維持することもできますよ◎
ケア時にマイナスの感情を抱かれているとき
健康維持に欠かせないケアですが、方法を間違えてしまうとわんちゃんが苦手意識を抱いてしまう原因となってしまいます…。では、マイナス感情を抱かれると、わんちゃんはどのような行動をするのでしょうか?
●ブルブル震えだす…
いざケアをしようとした時に、わんちゃんがブルブルと震えだすことがあります。これは、よっぽど嫌悪感を抱いている証拠と言えます。
●石のように固まる
拒絶反応を示すとき、わんちゃんは石のように動かなくなることがあります。しっぽを後ろ足に挟み隠すような行動も同時に見られます。
●カーミングシグナルが目立つ
わんちゃんは、ストレスを感じたときにカーミングシグナルを頻繁に行います。カーミングシグナルとは、自分の感情を仕草にして相手に伝えることを言います。例えば緊張感を抱いたとき、わんちゃんはあくびをして自分を落ち着かせようとします。その他にも、何かを拒否したいときは床のにおいを嗅ぐ行動が頻繫に見られます…。
実は嫌がられやすい飼い主様の行動 ~ケア編~
ここからは、飼い主様がよかれと思ってやってしまいがちなNG行動をご紹介いたします。ケアの時間に対して苦手意識を持たれるだけでなく、飼い主様への不信感を抱く原因にもなってしまいますので、普段の行動を思い浮かべながら読んでみてくださいね◎
●長時間に渡るケア
飼い主様によっては、ひとつひとつのケアを念入りに行う方がいるかと思います。しかし、それは時にストレスを与える可能性があることをご存知ですか…? わんちゃんは基本的に、ケアの“時間”に対して苦手意識を抱きやすい動物です。なぜなら、拘束時間があるからです。一定時間拘束されると、わんちゃんは「早く終わらないかな…」と思ってしまうわけです。
そのため、ケアはできるだけ短時間で、パパっと終わらせるようにしましょう◎また、ただ単純にケアしていてもつまらないと思うので、褒めながら行うのも大切です!
●一気にケアを終わらせようとする
特に苦手意識を抱かれやすいケアとして、爪切りが挙げられます。爪切り特有の「パチン!」という音がみんな好きではないようですね…。中には、「キャンキャン!」と吠えて抵抗するわんちゃんもいます。 そんなわんちゃんは、一気に済ませるのではなく、回数を分けてケアをしてあげましょう。時には、わんちゃんが素直に受け入れてくれるタイミングがあるかと思います。落ち着いている状態を見計らって、今日は片方の前足だけ…などと日を区切ってケアをしてあげましょう。すると、苦手意識だけではなく飼い主様への不信感も軽減されるでしょう◎
●力加減を間違える
シャンプーや歯磨きなど、「きちんと汚れを落としてあげないと…!」と思って力を入れて行っている飼い主様はいませんか?この行動も、わんちゃんに嫌がられる可能性が極めて高いです。特に、わんちゃんの皮膚はデリケート。強い力で洗ってしまうと「痛い!」と感じて余計にシャンプーを嫌ってしまうことがあります。 また、わんちゃんを保定するときの力加減にも注意が必要です。 先ほどもお話しましたが、ケアは適度に行うことがいちばんです。強く行うのではなく、程よい力加減で丁寧に、かつ短時間で行ってあげるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?もし今まで行っていたとしても、今後改善することで、よりわんちゃんとの絆や信頼関係を強めることができます! ぜひこの記事を参考に、ケアだけでなく飼い主様に対しても好感が持てる毎日を過ごしていただければ幸いです!