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わんちゃんが太ってしまう原因とは?ダイエット方法や注意点も解説

◎動物看護師執筆◎

わんちゃんが日々の楽しみとしているものの中には、ご飯やおやつがあります。美味しいもを食べているときのわんちゃんは幸せそうですし、好きなものをたくさん食べて欲しいですよね!しかし、ここで気になるのが“肥満”です…。動物病院で獣医師から「太り気味ですね」なんて言われたことはありませんか?

今回はわんちゃんのダイエットについて、ダイエット方法や注意点も含めてお話させていただきます。

太ってしまう原因とは?

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●ドッグフードのあげすぎ
わんちゃんにフードをあげるときは、きちんと量を計っていますか? わんちゃんの適切な体重に合わせた量のフードをあげないと、太ってしまう原因になります。

フードの量が目分量、食事回数が決まっていない、置き餌などは肥満につながりやすいです

●おやつの食べ過ぎ
おやつの食べ過ぎもわんちゃんが太ってしまう原因です。 人にとってはクッキー1枚分でも、小型犬のわんちゃんにとってはハンバーガー1個分となります。わんちゃんに喜んでもらいたいので、ついついおやつをあげてしまいますよね…。

しかし体の小さなわんちゃんは、少しの量のおやつでも太ってしまいます。

●運動不足が原因?
わんちゃんも人と同じように、運動不足で太ることもあります。

特にシニアになってくると、寝ていることの方が多くなりますよね。もし寝ていることが増えているにも関わらず、フードの量を変化させず、さらにはシニアになって運動量が減ることで太ってしまう原因になるのです

太ってしまうとどうなる?

わんちゃんの肥満は、万病の元です

足腰に負担がかかるだけでなく、呼吸器や循環器、内臓にまで悪影響を及ぼします。わんちゃんの健康のために、飼い主様であるあなたが体重を管理してあげる必要があるのです。

ダイエット方法をご紹介!

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●わんちゃんの1日の摂取カロリーを把握しよう!
まずはわんちゃんの適正体重の摂取カロリーを把握しましょう。わんちゃんの摂取カロリーは、体格、運動量、避妊去勢手術をしているかなどでそれぞれ異なります

1日の摂取カロリーは、5kg以下のわんちゃんであれば300kcal前後、5kg以上のわんちゃんの場合は500kcal前後です。

わんちゃんの摂取カロリーを計算してくれるサイトもあるので、そちらを活用してわんちゃんに必要な1日の摂取カロリーを把握するのもオススメです。
犬のカロリー量計算

●フードとおやつの量を減らす
ダイエットをはじめるときは、フードとおやつの量を減らしましょう。減らす量はわんちゃんによって異なるので、適切な量を獣医師に相談する方が安心です。

わんちゃんの1日の摂取カロリーを把握して、フードやおやつのパッケージ裏に書かれている与える量の目安を参考にするのも良いでしょう。

●フードとおやつを変える
急にフードやおやつの量を減らすと、わんちゃんのストレスになる可能性もあります。そこで、いつもあげているフードやおやつを低カロリーなものに変更するのもオススメです

ダイエット用ドッグフードや低カロリーなおやつも市販されているので、そちらに変えてみるのはいかがでしょうか。

●かさ増しをする!
普段あげているフードの量を減らし、低カロリーな食材を混ぜてかさ増しをする方法もあります。茹でて柔らかくしたキャベツやニンジンなどの野菜を混ぜると、わんちゃんも満足してくれるでしょう。

フードをぬるま湯でふやかして、かさ増しするのも良いですよ◎

●量を減らして回数を増やす!
フードやおやつの量を減らして、あげる回数を増やすのもオススメです。わんちゃんは、もらった量よりもらった回数が多い方が喜んでくれます。

普段1日2回しかあげないフードの回数を3~4回に分けてあげることで、わんちゃんの満足感も得られますよ◎もちろん、1日の摂取カロリーを上手に守って回数を増やしましょう

●適度に運動しましょう
わんちゃんに適度な運動をしてもらうのも良いでしょう。お散歩や自宅で遊ぶのも運動になりますよ◎

長時間のお散歩でなくても、小型犬のわんちゃんであれば10~15分くらいのお散歩でも継続すれば効果はあります!お散歩が苦手なわんちゃんは、お家で積極的に遊んであげましょう。

ダイエットをするときの注意点

●過度なダイエットは危険!
急に食事量を減らし、体重を減らすのは危険です。わんちゃんのストレスになるほか、体調を崩す可能性もあります。食事量が減って空腹を感じ、胃酸過多で嘔吐が増える恐れも…。

ダイエットをするときは、わんちゃんの体調を観察しながら焦らず少しずつ行いましょう

●運動はほどほどに
ダイエットのためにわんちゃんに運動してもらうのは良いことです。しかし、運動のしすぎには注意しましょう。

ダイエットに気合を入れて長時間の散歩や激しい運動をさせて、腰を悪くしてしまったり関節を痛めてしまったりすることがあります。運動は、あくまでもほどほどを心がけましょう。

●痩せすぎに注意!
わんちゃんの中には、全身フワフワの被毛に覆われているわんちゃんがいますよね。実はフワフワのわんちゃんは被毛のせいで太っているように見えやすいのです!

そのため、毛量が多いわんちゃんのダイエットをするときは、見た目だけでなく、きちんとこまめに体重を計り、体を触ってみて痩せすぎてはいないか確認しましょう

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今回は、わんちゃんのダイエットについてお話いたしました。わんちゃんが太ってしまう原因としては、食べ過ぎや運動不足が挙げられます。

肥満は万病の元です。わんちゃんに健康に長生きしてもらうために体重管理はとても大切です◎ダイエット方法はさまざまありますが、無理のない範囲でコツコツと行うよう心がけましょう。

●ライター:とりすき あかね
動物看護師の資格を保有
●編集:うしすけチーム

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