他の犬に恋愛感情を抱くの…?わんちゃんの愛情について深堀してみた
私たちは自分にとってかけがえのない人と出会うと、恋愛をしたり、パートナーや家族となりますよね。時には愛を育んだ延長線上で、新たな命を授かることもあります。一方でわんちゃんも、恋愛感情のようなものを抱くことはあるのでしょうか?
今回は、わんちゃんの恋愛事情について調べてみました!
そもそも恋愛感情って?
一目惚れや友人からの紹介、学校や職場先での出会い…など、人と出会うキッカケはさまざまです。そのような出会いから、ある特定の異性ないし同性に「この人とずっと一緒にいたい!」「この人のことが好き!」などと思うことが、恋愛感情と言えます。
Weblio辞書によりますと、「相手を恋しいと思うこと、恋を抱いた感情、などの意味の表現」とされています。
わんちゃんも恋愛感情を抱くの?
では、わんちゃんは恋愛感情を抱くのか…事実、それは明確にはわかっていません。なんせ、わんちゃんは私たちとは異なる生き物です。
ただし、わんちゃんも愛情を抱く生き物だと言われています!「特定の相手を特別に思うこと」…それが、わんちゃんにとっての愛情です。
愛情を抱く対象は他のわんちゃんだけでなく種族をも越えます!もちろん、飼い主様であるあなたに特別な気持ちを抱くことだってあるんですよ。
わんちゃんの“愛情”とは?
人の恋愛感情というものは、意外と複雑です。ただただ純粋に「好き」という気持ちだけで愛を育むことができるのかと問われると…なかなか難しいと思う人がほとんどかと思います。時には相手を信じきることができず、恋の駆け引きが行われることも…。
一方でわんちゃんは、ただただ真っすぐに「好き!」とストレートに伝えます。つまり、純粋に特別な気持ちだけがわんちゃんにはあるのです。何だか、とっても素敵ですよね。
また、仮説ではありますが…わんちゃんの愛情は、私たちが親や友人、その他近親者や家族であるわんちゃんなどに抱く感情と似ているのではないでしょうか。性別や生物関係なく、ただただその人に対して温かな気持ちを抱いている…そんな状態と類似しているような気がします。
恋愛感情と発情はまったく異なる
ここまで読んできた中で「わんちゃんも交尾をして子供を育むことがあるのに、それは恋愛感情ではないの…?」と疑問を抱いた方もいるかもしれませんね。
もちろん人は恋愛感情と発情がイコールとして結びつくことがありますが…わんちゃんの場合はそうではありません!むしろ、まったく異なる感情と言えます。
わんちゃんにとっての発情期とは、人のような特定の相手だけに抱くものではありません。女の子がヒートによってフェロモンを多く出している時期は、どんな男の子も発情するものです。つまり、たとえ初対面でも、はたまた愛情を抱いていなかったとしても、わんちゃんは発情をすることがあるんです!
ヒートを起こしている女の子のわんちゃんも、基本的にはどのような男の子のわんちゃんも受け入れ体制としています。
どうして愛情がなくとも発情するのか…
わんちゃんにとって発情は、遺伝子レベルで起こるものです。以前まで野生で暮らしていたわんちゃんたちにとって、子孫を残すことは生きる上で最も大切なことです。子孫が生まれ成長し、また子孫が生まれる…こうして血を絶やさないよう、わんちゃんは交尾の相手を探しているのです。
つまり、わんちゃんがフェロモンにつられて発情し交尾をするのは、本能的な行動なのです!
いかがでしたでしょうか?
実際のところ…わんちゃんの口から直接聞いてみないと、恋愛感情というものが存在するのかどうかハッキリとは分かりません。
ただ、いわゆる幸福ホルモンと言われる“オキシトシン”が、飼い主様などとコミュニケーションをとることで、わんちゃんの中で多く生まれているという研究結果が出ています。オキシトシンは、ポジティブな出来事があったときや好きな対象(人や食べもの、場所など)と深く関わることで生成されます。この結果から、わんちゃんにも“特別な対象”や“愛情を伝えたい対象”などがあると言えるのではないでしょうか。
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