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農園うしお(4月上旬特別号(草刈り))

こんにちは。

だいぶ暖かくなり始め、土手の雑草たちも勢いを増してきた今日この頃…「そろそろ草刈りを決行せねば!」ということで、草刈りの記事です。

私が草刈りをする際に使用するのは、主に2つの機械です。

それぞれご紹介していきます(^^)

〇広範囲にはスパイダーモア

広範囲な所・起伏が少ない所については、このスパイダーモア―でバンバン刈っていきます。結構な燃料喰らいではありますが、とにかく早いし、とにかく楽です。

これがスパイダーモア―。
ハンドルを振ったり伸ばしたりできるので、ある程度の斜面はこれでカバーできます

燃料は、ガソリンとエンジンオイルの混合油です。(これは後で紹介する背負い式草刈り鎌とも共通です。農機具にはよく使用されます。)

こんな感じの所が…
こんな風になります

だだっ広い所や平らな所は、スパイダーモア―の独壇場です。

昔は、どんなところでも背負い式草刈り機を使用していましたが、低い所を延々と刈ると、腰がけっこうやられるんです(><;)

スパイダーモア―を導入してから、非常に楽になりました(^^)

とはいえ、泣き所もあります。畦際や凸凹が大きい場所、急斜面、入隅など、小回り感が要求されるところは、総じて苦手です。

上の写真の中央右部分に刈り残しがありますが、こういった部分は後ほど、背負い式の草刈り機で刈っていきます。

〇細かいところには背負いの草刈り機

背負い式草刈り機というのは、こんなやつです。

畔上や畦下などを広く刈れるようにするため、シャフトについているハンドルはMAXまで引き下げています。刈れる範囲が広くなる分、重心が遠くなっています。普段草刈り機を使っている人でも、私のこれを使うと、一発で腕がやられます。牛尾専用機です(笑)

このタイプの草刈り機には、エンジンからシャフトがまっすぐに伸びるタイプのもの(ストラップで肩掛けする)と、リュックのように背中に背負うタイプの物があります。

どちらも一長一短ありますが、私は小回りの良さを重視して、いつも背負い式を使っています。

シャフトの先に取り付ける刃にもいくつか種類がありますが、私がよく使うのは8枚刃と言われるものと、チップソーと言われるタイプのものです。

これが8枚刃。オフシーズン明けは少し錆びていますが、
1回使えば擦れてきれいになります(笑)

8枚刃は安価でよく切れますが、その分刃先が丸くなりやすく、頻繁に研ぐ必要があります。(ちなみに、研ぐのは小屋に備え付けの両頭グラインダーにて行っています。)

でも逆に言えば、慣れてしまえば研ぎ直すのも比較的簡単なので、気軽に使いやすいというメリットがあります。

こちらがチップソー。

これに対しチップソーは、MAXの切れ味は8枚刃に劣るものの、ある程度の切れ味が長時間持続するものになります。また、ほとんどのチップソーは刃の中が肉抜きされているので、8枚刃よりも軽量なものが多いです。

刃先に超硬チップというものが埋め込まれていて、摩耗しにくくなっています。

例えば、先ほどの8枚刃の場合だと、それなりに伸びた草を刈っていると、おおよそ20分~30分ぐらい使用すると、切れ味がガクンと落ちます。このため、頻繁に交換する必要が出てくるのですが…

交換作業もなんだかんだで、お茶飲んだり~の、タバコ吸い~の、日陰で腰を下ろし~の…そんなことしてると、すぐ5分、10分経ってしまうんです(^^;)

たったそれぐらい…と思われるかもしれませんが、実際にやっていると結構なロスなんです。午前中に7時~11時(4時間分)ぐらいの間に草を刈ろうと思うと…その間だけで約8回、時間にして40分~80分と、約1/4の時間をロスします。時間が非常にもったいないのです。

それが、チップソーを使うと、4時間連続ぐらいなら交換ナシでぶっ続けられます。もちろんチョイチョイ休憩は挟みますが、それでも8枚刃に比べれば、圧倒的に手返しがよくなります。

ただ、こちらは単価も高く、研ぎ直しも結構面倒だったり、固いものにガツンと当てるとチップが飛んだり…というデメリットもあります。

もちろんチップソーの値段もピンからキリまであるのですが、やはり安すぎるやつはダメだな…というのが正直な感想です。

高級品は買わなくてもいいけど、なんだかんだで、ぼちぼちのレベルのヤツにしとかないと…というのが正直な感想です。

あ、そうそう、最近はナイロンコードなんてものもあります。

金属の刃ではなく、ナイロン製のムチを振り回しているような感じですね。安全性が高く、また軽量です。

一方、切断能力はそこまで高くなく…柔らかい草にはいいですが、少し硬くなり始めたものに対してはあまり役に立ちません。

また、小石などが多い地面では、おもいっきり跳ね上げが発生してしまうので、使う場所も選ぶところがあります。ですので、私はあまり使いません。

私の周りでは、8枚刃(そのほかにも、2枚刃・3枚刃なんてのもあります)からチップソーに乗り換えるユーザーが増えてきている気がします。話を聞くと、やはり刃が軽いから、研ぎ直すのが面倒だから、というところが大きいみたいです。

また、頻繁に草刈りができる人(定年後のんびり農家業をしている人、作付け面積が広くない人)だと、ナイロンコードの人も多くなっている気がします。

さて、私の場合はその時々の状況(MAXの切れ味が欲しい時、連続して広い面積をやっつけたい時、など)に応じて、8枚刃とチップソーを使い分けをています。

ちなみに今回は、チップソーを使う事にしました。

下の写真は、畦道の天面と右側斜面をザっとスパイダーモアで刈った後です。

写真左側はわざと刈り残しています。このような凸凹部分は、スパイダーモア―はあまり得意じゃないのです。

写真では分かりづらいですが、このあたりは草の中に、結構大きな石が埋まっていたりしていて、スパイダーモア―では刈りにくい(刃が痛みやすい)ところになります。

刈り残したところを、背負いの草刈り機で刈っていきます。

んで、仕上がるとこんな感じになります。

だいぶスッキリ
こちらはお隣さんの畑エリアですが、いつも私が自分のエリアを刈るときに、一緒に刈っています。

とりあえず、懸案事項だった畑の草刈りが終わって一安心です♪(^^)

この後1号農園から、ダイコンとニンジン(の間引き菜)を、2号農園から極早生のタマネギをゲットしてきました。タマネギとニンジンは卵と一緒に炒めて、ダイコンは煮物になりました(^^)

これがまさに産地直送(笑)

・・・おわり

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