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古代ローマの恵まれた食卓

初代皇帝アウグストゥス以降の2世紀間、帝国が実現した「バスク・ロマーナ(ローマによる平和)」。

この長い期間 ローマ帝国が平和だったのは、政治力はもちろん、市民の生活が充分に潤い安定してた事が大きな理由。

市民に食料と娯楽を与える「パンとサーカス」政策。

市民は食べることに困ることは、ほとんど無かったそう。

当時のローマの人口は100万人越。そのうちの約20万人の男子に、小麦粉が無料配布。

パンが焼かれるようになったのは紀元前2世紀頃。

朝食、昼食には、パン、チーズ、水で割ったワイン。

夕食には3品以上の料理。

毎日の市民の食卓は、想像するよりかなり豊かだったそう。

富裕層になると、さらに豪華。

豚、イノシシ、牡蠣等々、現代と同じくらい豊富な食材

宴会で用意される食材は、帝国各地の珍味。

調理にも様々な趣向を凝らし、盛り付け専用の使用人がいたほど。

豊かな食事が保証され、娯楽もほぼ無料。

他国の人からもローマは憧れの地。

豊かで恵まれた生活が保証されていれば、国に不満を持つ人も少なかったのかもしれません。

ローマが長く繁栄出来たのは、皇帝や権力者たちが帝国内の人の気持ちをつかむのが上手かったのも、大きかったのではないでしょうか。




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