皇帝が最愛の妻のため建てた白亜のタージ・マハル
インドのタージ・マハル。
私は残念ながら、写真やテレビでしか見たことがありません。
まるでお城のように巨大で豪華な白亜の建物。
タージ・マハルはお城ではなく霊廟。
それも皇帝が最愛の妻一人のために建設。
17世紀 ムガール帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンが妻ムムターズ・マハルと知り合ったのは、皇帝になる前のこと。
王城内で行われたバザールで、宝飾品を売っていた女性にシャー・ジャハーンが一目惚れ✨😍✨
五年後、シャー・ジャハーン20歳、ムムターズ・マハル17歳で結婚🔔
ムムターズ・マハルとは「宮廷の選ばれし者」の意味。
嫁ぐときに、先帝から授かった名前。
ムムターズ・マハルを溺愛していたシャー・ジャハーン。
どこへ遠征する際にも片時も離れることなく常に一緒👩❤️💋👨
二人の間には子供14人。
しかし彼女は遠征先で、産後体調を崩し36歳で逝去😭
皇帝の悲しみは深く、一夜にして白髪になり、国民には2年間喪に服することを命令。
1632年皇帝は最愛の后のために、白大理石の豪華な霊廟建設を開始。
霊廟建設に要したのは、22年の歳月と2万人の職工。
皇帝の王妃への深い愛情物語なのですが。。。
建設にかかった費用は、国を傾けるほどのものに😱☀️
シャー・ジャハーンは息子アウラングゼーブにより、晩年皇帝の座を追われ、アーグラ城の塔に幽閉されます。
それから亡くなるまで7年間。
アーグラ城の塔の小さな窓から見えるタージ・マハルを、嘆きながら見つめていたシャー・ジャハーン💧
享年74歳。
タージ・マハルと同型の自身の霊廟を黒大理石で建設し、タージ・マハルと橋で繋ぐ計画をしてたシャー・ジャハーン。
しかし、彼の夢が叶うことはありませんでした。
シャー・ジャハーンの棺は、息子アウラングゼーブにより、タージ・マハルに眠る王妃の隣に安置⚰️
橋で霊廟を繋がなくても、死後も大好きだったムムターズ・マハルの隣にいることが出来たシャー・ジャハーン💖
それはそれで良かったのかもしれませんね。
タージ・マハルは1983年 世界遺産に登録されました。