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夢日記819 ~ 門外漢が書いた本 ~

 同僚のN先生(約40歳・男性)が、私に地理の用語集を渡してきた。何だろうと思って確認してみると、どうやら、それはN先生が出版した用語集のようであった。N先生は数学科・情報科の教員なので、地理は門外漢のはずである。私は、渡された用語集がヒドい内容なのではないかと思いつつ、パラパラと用語集の中身を確認してみた。私の予想に反して、用語集の内容は、かなり充実しているように思えた。私も含めて、その場にいた何名かの先生は「すごいですね!」とN先生を褒めたたえた。
 その後、私は用語集を眺めているうちに、「用語集を購入したら、ポケモンカードやおまけのシールなどがついてくる」という特典があることにも気づいた。私は、よくも悪くもズル賢い販売方法をとったN先生に対して、「この人、やっちゃいましたわ!!」と大声で叫んだ。
 総合的に判断して、N先生が作った用語集はかなり売れることが想像された。一方、私は売れてほしい自分の著作があまり売れていないので、少し悲しい気持ちになった。そこで、私はN先生の用語集をパラパラとめくってテキトーなページを指さして、「このへんに、私のも載せてもらうってことでどうでしょう?」と、私の著作を用語集の中で紹介してくれないかと提案した。しかし、N先生は苦笑いしたのみで、スルーであった。私は、ますます悲しい気持ちになった。
                            < 完 >

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