ネタ本レビュー6 「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」
★★★★☆
4点/5点満点
まず包装を剥がし、袋を取り出し、かやくとお湯を入れて3分待ちます。
たったこれだけの説明を、太宰治や西尾維新、コナンドイル、はたまたヒカキンや暮しの手帖などの著名人が言ってる風に紹介しています。
一部文豪じゃないどころか人じゃないものも混ざってますが、ご愛嬌です。
はじめにのページも、ノーベル文学賞を取れそうでなかなか取れない某人気作家のパロディですし、
イラストも手塚治虫氏のご令嬢に「許せません!訴えます!」と言わしめた漫画家を起用するなど、徹底して凝った作りになっています。
読書好きな方にはたまらないのではないでしょうか。
色んなジャンルがあるので多読家の方はもちろん、純文学しか読まない!って人も楽しめると思います。
全ページ大真面目にふざけてるので、普段全く読書しないって方にもオススメです。読んだことはないけど何かそれっぽい!とつい頷いてしまうのがまた魅力なのです。
編集者の方々が後にインタビューされてましたが、何故売れたのか分からないとか。
https://pdmagazine.jp/background/moshisoba/
多分、殆どの日本人が体験してるであろうカップ焼きそばを食べる為の動作ってのがツボだったんじゃないでしょうか?
個人的には夢野久作も入れてくれれば星5だったんですが、思いっきり放送禁止用語が出てきますからね…。
美味い具合に「焼きそば地獄外道祭文」とか入れて欲しかったです。
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