映画「SAND LAND|鳥山明」見てきた。ネタバレ無し
原作めちゃくちゃ好きだったんだよね。
どのキャラが好きとかっていうよりも雰囲気が。
で、来場者プレゼントあり!!!
ってことで、封切り日に珍しくいってきたわけなんだけれども。
グッズとかあんまり買わないんだけど、このサイズ感くらいのものならちょっと欲しいなってw
とはいえ、今更ノーマーク過ぎて「君たちはどういきるか」を見にいって予告で知って、本編どうこうよりも「SAND LAND」がやるって情報を知れたのが一番良かったという感じが、この記事にもwwww
このころの鳥山明といえば、クロノ・トリガーのイメージイラストがガチでやばくてマジで完璧。ドラゴンボールが終わったタイミングで好きなものを書いてるんだろうなぁってかんじの原作の雰囲気がとても好きだった。
単行本1冊で終わるような作品だから、筋書き的には原作丸々1作で映画化するんだろうなって予告の時点で思いつつ、画面自体は割と地味目、話の展開はかなーりゆるーいんだけどどう映画化するんだろう?ってあたりはちょっと気になったんだよね。
そして、単行本1冊でサクッと読めちゃうような作品だから敢えて筋については言及しない。
これ、原作ファン以外が見ておもしろいんだろうか?
個人的にはもっと枯れた感じ演出のが良かったなって思うんだけれども。見てる間から、もっとセピアでいいのになってなんとなく思ってて、
不透明な袋に入った来場者プレゼントを開けた瞬間に、
「そう!このセピア感なの!」
ってなんかなって。
ただね、わかるのよ。
今でもそれなり以上の人気のあるドラゴンボールの鳥山明作品。
夏休み公開なら、お子様も来るでしょうと。
というか外の上映中アニメ・特撮・ゲーム映画のラインナップをみてみると
「クレヨンしんちゃん」「仮面ライダー」「マリオ」「アンパンマン」
あと、子供は見るのかな?って思うけど、
「スラムダンク」に「バービー」。
鳥山明に期待しちゃうお子様だっているだろうと。
ただ、出てくる登場人物がさぁとにかく地味で。
悟空みたいに暑苦しくもなければ、カメハメ波も打たないのよ。
ドラゴンボールで言えば、ピンクのキャラはお子様化したベジータ、歳を食った天津飯とウーロンの爺さん×2人。よく映画化しようと思ったな感は拭えないんだけど。
しかも主人公は天津飯。まぁ地味よ。
お子様にも寄せた結果、
中途半端になってね?
感はちょっとある。
製作は、サンライズとどっからしくて、東映じゃないんだけど謎の東映っぽさが足されてた(笑)
というか、これはお子様も原作ファンも中途半端な感想しか持てないのでは?なんて思っていて。同時にこんなもんだよね感もある。
ただ、久々にめくってみた原作は素晴らしい
これを手で描いてるの?も含めて。
というか、この時代の鳥山明の作画がすご過ぎて、CGアニメの表現力が追いついてないなぁって思ってて。アニメのクオリティは良かった。良かったのよ。
セル画だったらもっといいのかっていう話でもなくて、並みの漫画だったら、こっちの方がいいってなるハズくらいのクオリティは出してる。
「SAND LAND」時代の鳥山明の絵がうますぎるし、作画のブレがなさすぎてる。
そこに漫画の表現力が乗っかってるから、これを超える作画を他の誰かがするのは相当きついんだと思う。
漫画全体の雰囲気は初期のドラゴンボールに近いものがあるけれど、そして初期のドラゴンボールだって絵はめちゃくちゃ上手いんだけど、この時代の神がかり方はマジでやばい。
ただ、原作があまりによすぎるのでその宣伝としてはいいのではないでしょうか。
映画を見にいった結果声を高らかに言いたいのは、
映画見に行くより、原作買ってください。
この〆でいいの?
でもそうなっちゃうんだよなぁ。