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ゲームで米作りを学ぶ!?「天穂のサクナヒメ」|Switch/PS4/Steam|140秒ゲーム紹介
農林水産省のサイトが攻略に役立つなどと、話題の米作り体験和風アクションRPG。ゲーム雑誌などでも、ゲーム開発者が口を揃えて面白いという評判のインディーズゲームなのですが、実際にやってみてものすごく楽しめるゲームだと思いました。
米作りを試行錯誤できるため、お子様にも是非やっていただきたい内容でした!
「140Seconds Games」ではTwitterの上限である140秒以内のの動画とともにゲームをご紹介していきたいと思います。
農林水産省のサイトが攻略に使えるという噂の
— 宇佐兎三★うさうさん (@usausan333) January 15, 2021
「天穂のサクナヒメ」(Switch/PS4/Steam)を
7時間半程度やってみたかんじの、
紹介ダイジェスト。(ネタバレ極力無し)
古来からのお米の作り方がわかるゲームなので
お子様にもオススメです!#サクナヒメ #sakuna pic.twitter.com/fauBqmwUSr
光すぎるアイデア
ゲームはグラフィックではないなんて以前の記事で書いたことがあるのですが、ゲームは予算でもマップの広さでもないと思えるゲームでした。
(グラフィック自体は、今時で綺麗ですよ!)
というのも、よくよく考えてみると、それほどたくさんのグラフィックが用意されてるわけじゃないんです。
それでも「その理由がきっちりと説明されているシナリオ」と、「話の展開」により世界の広がりが感じられるという部分が秀逸すぎるゲームでした。
考えてみれば、現実にいる私たちもそれほど広い距離を日頃移動するわけではないので、ある意味それがリアルに感じる部分もあったのだと思います。
特に、この世界では、世話しなければいけない田んぼもあることですし(笑)
私のようなただのゲーマーがやってももちろん面白いんだけれども、ゲーム開発者にしてみたら、きっとアイデアに対する「やられた感」がものすごいんじゃないかななんて思ったりするのですよ。
今時のマシンパワーに頼った広いオープンワールド傾向に逆行するような狭い世界をものすごく上手に作り込んでいるので。
そのあたりにゲーム開発者の注目の的という理由があると思うのです。
また、ポケットモンスターの公式イラストレーターでもある村山竜大氏のキャラクターデザインも世界観にとてもあっていて、兎にも角にもかわいいです。
ところでどんなゲームなの?
あらすじ・ストーリーに関してはネタバレになりそうなので、この記事ではかきません。
このゲームは二つのパートによって成り立っています。
1 狩猟パート(横スクロールアクション)
2 稲作パート(シミュレーション)
稲作もするんだけれども、足りない物資は自分で横スクロールアクションゲームにて狩ってくるという形です。
ゲーム内時間で3年分ほどやってプレイ総時間は7時間半で、プロローグがあったりしたので、だいたい1年=2時間程度だと思っていただければいいと思います。
■狩猟パート:横スクロールアクションについて
3Dグラフィックを使用しているけれども、奥行きがない実質2Dみたいなアクションゲームです。横スクロール部分の難易度は、私は「普通設定」でも割と簡単だと思いましたが、ボスなどはちょっとだけ難易度が高くなるため、アクションゲームを日頃あまりやらない方は難易度を「低」にしてもいいかもしれません。
なぜか、一番多く出てくる雑魚敵がウサギです(笑)
アイキャッチなんとなく私のキャラクターである兎丸とサクナヒメを描いてみたけれど割とありない感じかもwwww「ぷるぷるぷるぼくわるいうさぎじゃないよ」で仲間になったかもしれないけれども。
■稲作パート:シミュレーションについて
私は3年分やってみて、3年とも「今年はいまいちじゃのー」って言われてしまいました(笑)それでも3年目色々がんばってちょっとだけ品質が上がったのだけれども。
たぶん、本気でやると沼な気がしますが、米作りの過程が一通りわかるので、下記みたいなかんじで、少なくとも3年目までは大人でも楽しいかなと思いました。
1年目→工程がわかっておもしろい
2年目→復習
3年目以降→品質向上
子供の頃きいた「お百姓さんが苦労して作ったお米を残すんじゃありません」というのが体感できるゲームなので、こちらのパートはお子様にも是非やってほしいなって思います!
また、何がトリガーになっているかわかるほどにはやりこんでいないものの、日常の中でストーリーも進んでいくので、それも楽しみの一つだと思いました!
農林水産省のウェブサイトが攻略ページに?
こちらの農林水産省からのインタビュー記事を読む限りでは開発時には参考にはしていなかったそうなのだけれども、ゲームサイトで散見される、農林水産省のウェブサイトが攻略に役に立つという情報(笑)
【直撃インタビュー! 大ヒット稲作ゲーム誕生の秘話☆】 学校の冬休み、そして年末年始も近づいてきました。今年は例年のようにあちこち外出することは難しい状況で残念ですが、おうちで過ごす時間が長くなると、家族でゲーム🎮をして楽しく過ごす機会...
Posted by 農林水産省「やっぱりごはんでしょ!」 on Thursday, December 24, 2020
古来の米作りを体感できるゲームなので、ゲーム内では足りない米作りのヒントは、やっぱり農業系サイトが王道みたいです。(11月発売ということで、攻略サイトもあるようですが、私も農業系サイトをみながら頑張ってみようかなと思っています)
宇佐兎三的オススメ度
久しぶりにオフラインのソロゲームをやりましたが、これは、文句なしにオススメだと思います!プラットフォームもSwitch、PS4、Steamとほぼなんでもできますし、どのようにお米が作られているのか体験できるゲームなので、お子様にも是非農業系サイトを片手にやっていただきたいゲームだと思いました。
私自身普段であればSteamでサクッと買うところをSwitchのパッケージ版で買ったのは、評判を見つつ甥っ子にもやらせたいなと思ったからだったりして。
一人でやるのももちろん良いですが、親子などで色々ためしてみてはいかがでしょうか。
ゲーム概要
Switch版▼
PS4版▼
Steam版▼
「天穂(てんすい)のサクナヒメ」 以下Steamのデータより。
リリース日 : 2020年11月11日
開発元 : Edelweiss開発元 Edelweiss
パブリッシャー:XSEED Games, Marvelous USA, Inc.
Steam版システム要件
宇佐兎三談:最新のガチゲーミングPCではなくてもある程度は動くと思いますが、数年前中堅のゲーミングPCくらいのスペックは必要かなと思います。(最近のPCならゲーミングじゃなくてもそこそこのスペックでグラボ積んでれば動くかも?)
推奨:
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 8.1/10
プロセッサー: Intel Core i5-7500
メモリー: 6 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GTX 1060
DirectX: Version 11
ストレージ: 7 GB 利用可能
他のゲームの紹介はこちら!▼
追記。
農学者視点からみたこちらの記事がなかなか面白かったので、ストーリーに対してのネタバレはないものの、稲作パートの攻略に対するネタバレの部分がなきにしもあらずですが、合わせて読んでいただけるといいかななんて思っています▼
現代の稲作とは違う部分があり、子供の頃に稲作体験した人のリアルに近いとのことですが、そんな方ですら
「昔の農業の大変さ」というのをリアルに伝えるゲームかと思います。
と綴っています。懐古的な部分はあれど、質の高いゲームということなのではないでしょうか。
■おまけ
アイキャッチの下絵。
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