【漫画】『枕草子』ってどんな話? ー 定子の最期と清少納言が残したかったもの ー
辛く悲しいことには触れず、中宮(のち皇后)定子さまとの華やかな日々を描いた『枕草子』。当然、定子の最期の瞬間は記されてはおらず、亡くなる7ヶ月前の端午の節句について書いた「三条の宮におはします頃」という章段が最後の姿となっています。
この頃定子は、一条天皇との3人目の子・媄子を妊娠中(長保2年(西暦1000)年の2月、長男・敦康親王の百日の儀のために参内しているので、そのとき身籠ったのでしょう)。
この章段で清少納言が「籬越しに」と言って”青ざし“を出したのは、つわりで食の