ありのままの自分を認める事に、勇気が要る理由
前回の記事では、
【なりたい自分】が
“ありのままの自分を排除しないと成り立たない“
場合において、
なりたい自分になっているのに、
【自己不一致】に陥る
と言う事について触れました。
“ありのままの自分を排除して成り立つこと“って、
あなたが本当に求めていることなのでしょうか?
しかし、
わたしたちの多くは、
【自分のありのままを認める】
ことに抵抗を感じたり
とても勇気が要ることのように感じます。
その理由について、
わたしの思うことを書きます。
ありのままを認める=いけないこと?
わたしたちは、
赤ちゃんから成長していく過程で、
“ありのままではいけないよ“
というメッセージを家庭で、学校で、社会で
少なからず、受け取りながら
今に至っているのではないでしょうか。
・あれはダメ、こうすべき
・我慢が大事
・努力していると褒められる
・遊んでばかりいると怒られる
・成績などが良いと褒めてもらえる
また養育者や先生など周りの人の
・こうするとその人の機嫌が悪くなる
・こうするとその人が笑顔になる
など“非言語“のメッセージから
受け取っていることも多いと思います。
どのように受け取って、
どう自分に反映してきたかは
人それぞれだと思いますが
家庭で、学校で、社会で、
それぞれに適応して
自分が安心・安全に過ごしていくために、
これらの価値観を
多かれ少なかれ採用しながら今に至っています。
そして、それらは
【自分のありのまま振る舞っていたら実現できない】
ことだったりします。
これは、成長過程で
少なからず必要とされてきていた事柄です。
わたしたちは、
その時の環境に適応して
自分の安心・安全を確保するために
【自分のありのままを認めない事の
メリットを享受してきた】
だけに過ぎないのです。
その感覚、今も必要ですか?
その時は必要だったから採用してきた
【自分のありのままを認めない事にメリットがある】
という価値観ですが、
今も本当に必要でしょうか?
わたし達には、
過去に身に付けて役に立っていた価値観を、
気づいたら今もずっと使い続けている
という事がよくあります。
今は必要ないことであれば、
手放すという選択肢もあるのです。
とはいえ、手放すのが怖いかもしれません
過去にありのままでいた結果
怒られたり、
居場所のない思いをしたり、
何かしらの嫌な思いをしたケースもあるのかもしれません。
逆に、ありのまま振る舞わないことで
誰かが笑顔になったり、
居場所ができて安心したり、
誰かに認めてもらえたりといったケースもあるのかもしれません。
そうすると、
今でもなんとなくその感覚が
無意識に“染みついている“
ので、なかなか手放し難いのではないでしょうか?
これが、わたしの考える、
“ありのままの自分を認める事に、勇気が要る理由“
です。
まずは気づくこと
まずは、
そうやって
「自分に染みついているだけの
過去の価値観であること」に気づくことが
第一歩なのかもしれません。
これが“自分を俯瞰して見る“
ということと同義だとわたしは思います。
この文章をさいごまでお読みくださったあなたは、
もうすでに“ありのままの自分を認める“
ことへの何かしらの気づきやご意思がおありだと
私は考えます。
ここから、方法は無限にあります。
あなたの
信じたいものを…
信じたい誰かを…
信じたい方法を…
あなた自身の手で選びとっていただきたいなぁ
というのが、わたしの思いです。
“ありのままを認める“感覚は、
意外なほどシンプルなものです。
ただ、効果はとてもパワフルで、
ありのままを認めてしまう方が結果的に
自分のリソース(才能や資源)をフルに発揮できる
状態になるんですよ。
すべての人に、
そんな感覚をもってもらえたらなぁと
思ってやみません。
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