2022 母の日
母が亡くなって明日で34年になる。
あの日も、母は父と喧嘩をしていた。
8歳だったけれど、母が父と喧嘩をして家を出て行った光景を未だに鮮明に覚えている。
母は、入水自殺をした。
それから私の周りが一変した。
心無い「責める」言葉…
心無い「世間体」…
気づけば「いじめ」の標的になっていた。
幼な心の中にも
「これ以上」の父の悲しむ顔は見たくなくて
仲間はずれやいじめに遭っている事さえ
言えずにいた。
「お母さん」ってどんな存在なんだろう?
お母さんがいないのがあたりまえだから
わからない。
1番つらかったのは思春期の時だった。
周りの子より体格が良かったから
生理が始まるのが早かった。
そして胸が膨らんできて
下着も変えて行かなくてはならなくなった。
(担任の先生に言われるまで下着すら着ていなかった)
膨らむ胸…
胸の先にあるものが体操服に擦れて余計に目立つ。
それを隠すため、毎朝…絆創膏をしていた。
早い初潮に周りは面白おかしく騒ぎ立てた。
心が割れていくような錯覚さえ覚えた。
お母さん…
明日5/9はあなたの34回目の命日ですね。
21年前にお母さんの所に逝った
お父さん…
6年前にお母さんの所に逝った
おねぇちゃん…
どんなお話していますか…?
弱気になるとね無性に会いたくなる。
お母さん…
当時のお母さんにしかわからない
苦しみやつらさがあったんだよね…
でも…
どんなに月日が経っても想う事があるよ。
どんな姿でもいいから
生きていてほしかった…
20歳の時のワタシと父。
大好きな家族がつきづきといなくなっていく…
心は置いてきた。
じゃなきゃ乗り切れなかった日々があった。
でもね…
ワタシ周りの友人に恵まれていて
理解してくれて支えてくれてるの。
感謝してる
だから…
お母さんのようないなくなり方はしない。
何年経っても苦しいし寂しいよ。
ねぇ
お空にいるお母さんの目に
ワタシはどう映ってますか…?