『ののはな通信』を読んで
「いつか本屋になる!」という目標を掲げたからには!というわけでもないけれど、おすすめの本を紹介するコーナーがあってもいいなぁと思い、本の紹介を始めてみることにする。
(サムネ雑すぎん?と思った、そこのあなた。それは本人が一番気にしていることだから、どうか見逃してくれ…。見切り発車だから、これから進歩してくのよ👍)
今日、紹介する本!
三浦しをん『ののはな通信』
あらすじを読んで、ずっと気になっていた小説。自分自身、男性にも好意を抱くけど、ときどき女性にも強い好意を抱くことがあるので(ちゃんと付き合ったことがあるわけではないので、恋愛感情かどうかは定かではないが)バイセクシャルなのかなぁ…と悩んでいる時期があった。私も、女子高出身なので、女子しかいない環境だとありがちなのかなぁ…と思ったり。
でも、タイミングがなくて読まずにいたのだが、最近、身近な人(ちょっと中性的な女の子)から「好きな女の子がいます」っていう話をされて、改めて読みたくなったのだった。
読んでみて
これがねーーー、単純に「女子高に通う2人が、女子しかいない環境に置かれた結果、恋に落ちました」みたいな話かと思ったら、違った。全然違った。ああ、とんでもない物語を読んでしまったなと思った。
文庫本のあらすじに「一生に一度の運命の恋が、その後の人生を導いてくれる」と書いてあるのだが、物語はその先も続いていくのだ。
”私はどう生きるのか”を訴えられているような気持ちになった。私は、これほどまでに誰かを愛したことがあっただろうか。愛されたことがあっただろうか。これから、そういうことが起こるのか。もう、そういう人に出会っているのか。はたまた、これから出会うのか。
私自身、「のの」の生き方にも、ものすごく惹かれた。「はな」の生き方からは、何事も他人事だと思わず考え続けたいなという気持ちをもらえる。ネタバレになっちゃうから、これ以上は書かないけれど、、、
物語は全て2人の手紙のやり取りのみで綴られます。女子同士の絡みが苦手な人は少し読みにくいかな…。あと2人の通う学校がミッション系なのもあってかスピリチュアルで、かつ恋に落ちてるとそうなるのかポエムっぽい表現(なんて言ったらいいの笑)が続くので、特に冒頭の3分の1は読みにくいかもしれないけれど、どうか最後まで読んでみてほしいです…!
こんなに曲とリンクすることがあるのか…!
この本を読んでいたときに、ちょうど聴いていたのだけれど、宇多田ヒカルの『道』という曲が、この物語にぴったりすぎて驚いた。読んだ人は、こちらも一緒に聴いてみてください。
(なんかそういう、「この本、この曲とぴったりなんやが!」みたいなエピソードを拾い集めてみたいなぁ)
終わりに
ふうーー。本の紹介って難しくない?(笑)読み返したら、全然うまく文章としてまとまってないし。ネタバレせずに、いかに魅力を伝えるかって至難の業だと思うのだけれど。ネタバレ覚悟で好きなことしゃべったほうがいいのかしら。分からんねぇ。
少しずつ、うまく紹介できるようになったらいいなぁ。次回もお楽しみに!