乳がん治療記録 ~追加手術
2024年7月に乳がんの診断を受け、2か月後の2024年10月に乳房温存の腫瘍部分摘出の手術を受けました。
乳がん。
浸潤癌、ステージ2、ルミナル陽性、HER2陽性。
発見の経緯とかの詳細は今後遡って記します😊
今日は、今週決まりたてほやほやの今後の治療について記します。来年、と言っても割とすぐですが、
2025年1月8日に、追加手術をすることが決まりました🍀
前回同様、左胸の同じ傷から全身麻酔での手術です。
そして術後の回復状態をみて、
放射線治療とホルモン剤の服用が始まる予定です。
前回の手術の際、腫瘍という形になっているものの周りの組織が、事前画像診断よりも少し広めに石灰化していたことがわかりました。
術中確認しながらできる限り広めに摘出してくれたそうなのですが、術後の摘出腫瘍の病理検査の結果、摘出した石灰化した組織のギリギリ端っこまでがガン細胞。
しかし、それがガン細胞全体の端なのか途中なのか、もし途中であれば取り切れていないガン細胞が胸に残っていることになります。
今後の再発を抑えるためにその怪しい部分をどうするか。
放射線治療で、怪しい部分に追加放射し焼き切る、ということも選択肢としてはあるけれど、あくまでも想定範囲への照射なので、終わった後すぐにガン細胞が腫瘍化して現れる可能性がある。一方、手術により摘出してしまえば、可能性はある程度排除できる。
こればかりは私には判断ができないので主治医に一任することに決め、主治医が「追加手術をする」という判断をしました。
前回の手術の病理検査を受け提案された今後の治療については、1ヶ月考えて考えて考えて、葛藤して葛藤して、、という時間を経て、
抗がん剤治療は受けない、という結論を出しました。
この過程については後程別途記しますが、抗がん剤をやらない、というと、かなりの確率で私に対しての誤解が生じます。例えば、西洋医学は全否定で民間療法を選ぶ人なのか、とか、とにかく反対派で自分以外の人の抗がん剤治療にまで否定的なのか、とかです。
はっきり言います。それは違います。
私は西洋医学でも東洋医学でも、その他の民間療法でも、自分が納得し、自らの意思で、自分の命に責任を持って受ける覚悟ができるものを受けます。
そして、治療には正解も不正解もなく、全ての人にとって、その人が選んだ選択肢がその人にとっての正解だと、私は考えています。
だから、仮に他の人が抗がん剤治療を行っていて、それがその人の選択であるなら、私は全力で応援します。
その人の命はその人のもの。その人の命の選択に口を出す権利など私にはありません。だってその人の命の責任は、どんなに頑張っても私には取れないからです。それが私のスタンスです。
ガン治療には「標準治療」と言われるものがあり、
余程難しい症例でなけれはそれを提案されます。
けれど、「標準」という言葉が使われているからといって、それが全ての人において必ずしも効果を発揮するということではなく、過去の症例や臨床データの積み重ねで、良いデータが出れば、それを患者に提供していきます。それは、西洋医学の世界では当然であり、切り口は多岐にわたるし、それをどう受け取るかは受け取り側次第ではありますが、データはデータとして事実なので、それでよいのです😊
患者それぞれの今後の再発などの可能性は、現時点では医師にも見極めがつきません。その治療を受けなければ必ずしも悪化する、というわけではないのです。
だから私は、提案された治療をそのまま受けるのではなく、自分が納得できるもの、理解できるもの、私の身体がその治療によって元気になると感じるものを考え、今回は抗がん剤と分子標的薬の投与を受けない、という決断をしました。
繰り返しになるけど
提案された治療をどうするか悩み、結論を出すまでの1ヶ月間はあまりにも重くて辛くて、そして今のところ、人生で一番頑張った時間だったので、別途記録を残します!
正直まさか自分がまた手術することになるとは思いませんでしたが😢10月の手術後に主治医からは状況説明があり、その時点で追加手術の可能性の話も聞いていたので、今回大きな驚きはなく、選択肢の一つとして主治医と一緒に考えて納得して決めた、という流れです。
乳がんと診断されてから今日に至るまで、
命に関わる多くの選択をしてきたその時間と、その選択には、一切の無駄も後悔もないと、自信を持って言えます。
だからこれからも目の前に起きることの全てを受入れ、
それに対して淡々と粛々と、そして明るい気持ちで対処し、前進していきたいと思います。
いつも応援し、心を寄せてくださるみなさまに、心からの感謝を✨
本当に本当にありがとうございます。