インド人の気迫と日本人の真面目さよ
「バイブス」って、
ラッパーとかヒップホッパーがYOYO言いながら、使う言葉だと思っていたのは私だけだろうか。
(偏見、失礼)
生まれて初めて
目の前でその言葉使う人を目撃し、
しかも「あなたとはバイブスが合うYO」
とか言われてオロオロしました、
うさぎのしっぽです。
ちなみに、部下(インド人)から。
◇
慣れないマネジメントと、
色んな方向性の異文化シャワーを浴びてげっそりな今週は、久しぶりに異文化お仕事トーク。
バイブスってノリとか雰囲気っていうれっきとした英語なんですね。
インド人の気迫
紆余曲折、気づけばインド人2名、フランス人1名をマネージすることになった今日この頃。
直近、
同じタイミングでインド人が2人入ったのだが、
私とバイブスが合うらしいインド人はじめ、
彼女たちの仕事に対する姿勢と気迫には
尊敬どころか恐怖さえ感じるので紹介したい。
まず自己アピールがすごい
色んな会議で新しいチームメンバーだよ
って紹介するのも私のお仕事。
一言じゃあ自己紹介を、というと、
とにかく、
自分の持っている資格と過去の経験を語る語る。
(こっちは名前とHelloくらいの想定)
極め付けは「I am Dr. ○○」って、
日本人で例え博士号持ってたとしても
「わたくし○○博士です」って
自己紹介する人聞いたことなくないですか?
最初はマジかと思っていたが、
彼女たちを見ていると、むしろ事実なんだから、
『謙虚に、聞かれるまであえて言わない。』
なんていう思考が働くことの方が、
おかしいのかもしれないとさえ思えてきた。
毎日の鬼電
特に例のバイブスインド人。
毎日ものすごい勢いで電話をかけてくる。
私は自分のやりたいことの50%くらいしか
終わらない。Help me。
でもです。
学びたい、次のステップに行きたいという
情熱。パッション。
言われた通りやるだけでなく、
時間を目一杯使って色々と根掘り葉掘り。
一昨日より昨日。昨日より今日。
着実に前に進んでいて、もはや少し早く入った
フランス人よりも出来る人材になる日も近い。
(フランス人頑張れ)
Noと言わないインド人
「出来ないことでも出来ると言う」
インド人とビジネスをしたことがある人の間ではあるある皮肉ネタだと思うのだが、
私は思った。
実はとても大事なことなのではないかと。
出来ないかもしれないことも、
出来ると断言して自分を追い込み、
やるしかない状況を作って、
チャンスをモノにする。
出来なくて相手に迷惑をかけるかもしれなくても
そんなの関係ない。
少なくとも自分は機会を得られるのだから。
◇
私の勤める外資系企業の本社でも、
組織改変にて欧州系のリーダーを差し置いて、
インド人が君臨した。
本当にいつかインド人が世界をまわす日が来てもおかしくないと感じざるおえないわけです。
日本人の真面目さ
一方、
最近久しぶりに日本法人対応も増えてきた。
「こちらの書類はどこのフォルダーに保存すればよろしいでしょうか?」
「このガイダンスにこのように書いてありますが、どのような形式で承認をとれば良いでしょうか?」
などなど。
インド人とは別の方向性で来る鬼連絡対応中。
同じ内容で欧米・インド人とやりとりした時は、
「ガイダンスに書いてあるから読めよ」
案件多発だったのが、
日本人に対しては、
「ガイダンス(隅々まで)読むなよ…」
とさえ思ってしまう自分がいる。(ヒドイ
各自で真面目に与えられた文書読んで、
その手順やルールに乗っ取って淡々と進める。
当たり前なのだけど、当たり前じゃない。
スピード感にかけるのは否めなくても、
一旦日本の人達との仕事を離れてたので余計に思う。改めてすごいよ。日本人。
日本人のIKIGAIに憧れるインド人
さて、日本人の良さを思い出したとはいえ、
数年後に世界のビジネスを制するとしたら、
気迫のインド人なのか、真面目な日本人なのか。
どちらが人として得をするのか。
そう聞かれると、
迷わずインド人だろうと思っていた私。
ところが、ここにきてちょっと前に、
「この本読んで日本人にInspiredされたわ!」
と、前同僚のインド人からwhatsupで言われ気になってアマゾンでポチッとした、
『IKIGAI -The Japanese secret to a
long and Happy Life-
(著: エクトル•ガルシア、フランセスク•ミラージェス』
という本をふと思い出した。
(何故かインド人と仲良くなりがちusagitail)
ルーチーンがイキガイ?!
意味がわからなくて10回くらい読み返した(目が点
この本がインドのみならず一時期世界ではやっていたそうで、
今まで書いてきた『異文化理解力 著:エリンメイヤー』とは少し違って日本が羨望の眼差しで見られているのがとても興味深い。
今後世界が憧れる(?)日本人の描写とはいかに、
ということも含めて、noteでも紹介したいなと思ったのだった。
(飽きなければ)
そんな、
久しぶりに日本と他の国を比べて
異文化の風を感じた1週間。
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