外資系本社の荒波〜1年生で友達100人出来た人は仕事でも成功するのか〜
いっちねーんせーいになったーらー
いっちねーんせーいになったーらー
友達100人出来るかなっ♪
って。
いや、無理だよって思っていたタチだが、
小学一年生で友達100人出来た
コミュニケーションオバケたちは、きっと
現在仕事でもブイブイ言わせてるんだろなと。
そのくらい、仕事は本当に『人間関係』とか、
『人の気持ち』がほとんどだ、
と改めて思うようになった。
そもそも人ってすごく単純なんもんで、
例えば、
私の手にも負えない韓流オタクの
イギリス人とは、韓流ドラマ知識が功を奏して
喧々諤諤の炎上案件中にteamsで韓流進捗を報告されるレベルには良い信頼関係を気付けてるし。
(ついていけないのでNetflix再契約検討中)
誰?っていうインド人から突然鬼質問が来たが、
日本語分かる!日本好き!
アピールされただけで、
「おうおう助けてやろうじゃないかー」
とか思っちゃったりする。
逆も然り。
揉め事や人間関係の摩擦を見ていると、
これまた子供から大人まで変わらない、
普遍的なことで人々は悩み続けている。
そんなわけで、
本日は外資系本社に限定されたことではないが、近頃よく嵐や台風に巻き込まれて飛ばされそうになっている、わたくしなりに、
仕事における『人の感情』にフォーカスして、
考えをまとめてみようと思う。
過去への執着: アイデンティティを壊されそうになった時
「お前どこ中出身だ!」で始まる喧嘩然り、
(漫画の中のファンタジー?)
新米夫婦の「味噌汁は白味噌だろ!」
「いや、赤味噌よ!」味噌汁バトル然り、
(私は赤味噌派です)
過去の自分が『正』と信じがちな人間の、
揉め事の大部分は、大きく捉えると、
アイデンティティ同士のぶつかり合い。
そして、もちろん仕事においても同じくで、
2つの事業部のプロセス統合に少々関与している私は白目を剥きながらこの血みどろの争いを日々見ている。
例えばこんな↓
内容的にはガチどっちでもいい案件なので、
普段温厚で優しいビッグダディ的なアメリカ人がなぜここまで強く出ているのかと思ったら、
どうやら過去に自分でグループの新たな役割として作ったとても思い入れのあるプロセスだそうで。
役割が奪われていく気がすると、
とっても悲しそうにしていた。
大の大人がこんなにしょんぼりするかって
レベルに。
アイデンティティが崩される恐怖を味わっているダディの気持ちも分からなくはなく、
ビジネス的な判断は事実ベースであるように見えて、その裏にある人の気持ちと切っても切り外せないものなのだなと感じた。
現在の執着: 仲間はずれ
学校でも大人になっても群れる人間にとっては、いわずもがなのトピック。
仕事において、
「合意した時に会議に含められてなかった」
「知らなかった」
みたいなのはステークホルダーマネジメント的にだめだろっていう話もそうだが、
感情的にも怒りを買って信頼関係に一瞬でヒビが入る。
例えばこんなことがあった↓
この時のオーストラリア人の静かなるブチ切れ度といったら、なかなかなものだったのだが、
平和の鳩と共に暮らす私でも
すごく不愉快な気持ちになったし、
この類のミスコミュニケーションは拗れかねないので自分も気をつけよーと思った次第。
未来への執着: 分からないことへの不安
こないだお義父上が、愛犬を撫でながら、
と言っていたのが、
さすがマイハズバンドの父上。
私の中で本当にタイムリーな話題で、
まさに今の仕事の一部に
『新しいこと/分からないことに対する
人々のパニックコントロール』
というのがあるのだが、
(そろそろusagitail何の仕事してるんだよって声が聞こえます。えぇ私もわかりません。)
何故こんなに人はパニックになるのだろうかと日々頭を抱えている。
今日もカメラがオフなのを良いことに、
ギャーギャーパニックになっている人の声をBGMに時々『I understand』『I agree』を挟みながら、壁紙の線を数えていた。
まぁでも不真面目に見えて、
意外とこれは真面目に、
本当に今現在どうしようも出来ない未来の未確定な事態に対して感情を垂れ流しにさせることも
大事なのかなぁと、一応聞いて壁紙の線を数えている。
分からないことも少しでもポジティブに
ワクワクさせてあげられるワクワクさん(って昔いませんでした?)になれたら良いんですけどね。
◇
過去・現在・未来の
自分は誰で、周りは誰で、これから何が起きるか
という人間ならではの時間的概念が色んな気持ちを引き起こすのかしらと思うと、
なんだか本当に人間って
単純なのにめんどくさい。
でも、
もう我々は、めんどくさい生き物であることは変わりないのだから、
この際、友達100人作るのは無理でも、
100人の気持ちを読み取ってあげられる人に
少なくともなれたらいいのかしら
と思うのでした。
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