![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78068435/rectangle_large_type_2_2390a9b10e538def3f46b244c2fd0ef6.png?width=1200)
Photo by
masaru12
ひとつの悲しいこと
たったひとつうまくいかないことがあると、ずっともやもや考えてしまう。
昨日、包丁で指を切った。
玉ねぎを切っていて、サクッといったので、結構痛い。
切り傷は治りにくいから、とても憂鬱。
仕事の仕方の問題で、絆創膏がちっとも絆創膏してくれない。どんなにウォータープルーフの頑丈なやつでも、汗で剥がれてきてしまう。これはきっと汗がしみて、とてもとても痛いやつだ。
1日、2日で治るかなあ。
治らないだろうな。
と思ったら、うまくいかなかったことが芋づる式に思い出されて、もやもやとずっと考えている。
悲しいことが、たったひとつあるだけで、こんなに憂鬱になっている。
人は一日の中で色々なことを経験するのに、考えてみれば不思議なことだ。
嬉しいことを数えて、幸せを感じることの難しさと、悲しいことを反芻して悩み続けることの虚しいほどの簡単さ。
それでも、しょんぼりだけして生きていくなんてつまらないと思いたいから、そういう時は歌をうたう。
できれば、歌詞カードもCDとかの本人歌唱もないアカペラで。
歌詞を思いだすことに集中する、うたうことに集中する、うたう自分の声に集中する。
他に気を紛らわせられると、少し気持ちも浮上する。
そうやって生きていく。
でも、指は痛い。。。
#日々 #日記 #文章 #エッセイ #毎日note #毎日更新 #悲しいこと #うまくいかないこと #歌をうたう #幸せ不幸せ #指 #痛い #包丁