駆け込み乗車に失敗するひと

毎朝の電車がスリリングだ。

駆け込み乗車をしようとする人が、たくさんいる。

私はいつも、乗りたい電車の時間より少し早めに駅に着いて、ホームで電車待ちをしながら、noteの記事をメモアプリに書いたりしている。

だからしょっちゅう、駆け込み乗車を試み、成功したり、失敗したりするひとを目撃している。

駆け込み乗車。あと一歩のところでゲートが閉まり、電車のドアも閉まる。

あー！　と大きな声でため息をつくひと。

がっくり項垂れるひと。

「走ってきたひと？　いいえ、私ではありません」としれっと列に並び直すひと。

気恥しいのか、目撃者（私）から遠ざかるようにホームを移動するひと。

電車に走り込みたくなる心は、分からなくもない。でも、ここは都会の一部。電車なんて5分も待てばすぐ次のが来る。朝の時間だったら、もっと過密ダイヤだし。なんでそんな急ぐのかよく分からない。いつもそんなギリギリなんだろうか。みなさん、忙しいのねと思う。

駆け込み乗車に失敗するひとを見ていて、駅でしょっちゅう転んでいた自分を思い出す。

階段を踏み外したり、なんでもない点字ブロックや、段差に躓いたり。結構派手に転んでいたから、周りにいるひと（知らないひと）は、びっくりする。

私の転倒事故より絶対回数が多そうな、駆け込み乗車。

失敗をどう取り繕うかって難しいんだよね。転んだあとどんな顔して起き上がったらいいのか、私は今でもわからない。

駆け込み乗車の失敗を、恥ずかしいこととか、面子がどうのこうのと考えるひとは、朝から微妙に落ち込むし、全くドアと自分のタイミング合わなくて、ドアに向かって怒ってしまうようなひとは、今日はついてないな！　とさらに苛立ちを加速させるのだろう。

例え成功しても、大概「駆け込み乗車は、危険ですのでおやめください」的なアナウンスがすぐに流れるので、駆け込んだ電車の中で、たくさんのひとの注目をあびることになる。私だったら、なんだか成功したのに損をした気分になって、落ち込むけどな。。。

失敗しても、成功しても、危険なことには変わりはないし、無駄な気持ちのアップダウンがあって、朝の忙しい気持ちに、プラスα！

やりすぎはおかしいけど、ちょっとくらい早めに家を出て、電車待ちもいい気がする。（自分が）安全で、気持ちよく通勤電車ライフをおくるために、そういう工夫もあってもいいのになと思う。

【今日の英作文】
「noteに書くことを何も思いつかない時、私は少しぼんやりして、日記を読み返したりします。そして、しっぽをつかまえられるまで待ちます。」

"When what I want to write on note doesn't come to mind, I try to do nothing in particular for a while and read my diary over again. And then I wait until I can catch it.''

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