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私の野望と現在地

SCANDALのRINAさんがYouTubeをやっていて、最近の動画に「何歳までに何したいという、焦りとかある?」という話題で話をしていた。

私はどうだろうと、考える。

何歳までに、仕事のキャリアがどうで、結婚して、子供産んで、、、

昔から、そういう感じの未来を思い描くことは苦手な方だった。不確定な未来を想像して焦るよりも、目の前のテストやら、進学やらに振り回されて、あやふやなまま生きていた。焦るとしたら、明日の体育の授業で恥をかくことが嫌だ、とかそういうのかも。

もちろん病気になる前は、今の年齢の自分は、もっと明るくて自由に生きているはずだった。

具体的なライフステージがどうの、というのではなかったけど。

ところが、病気になって希望のある未来なんて吹っ飛んだ。

1年後どころか、今日、明日を生きることが辛くて、苦しくて、不確定で、未来へ希望を持つことも、未来を想像することも、諦めた。やめた。

今、病気になってから初めて、やっと自立に向けた生活ができていて、仕事もできている。ここまでに、15年以上の月日が経っている。

そんなとき、RINAさんの動画を見て、未来かぁと思った。

野望はある。希望もある。

まず希望は、体力をつけて、長く働けるようになること。負荷がかかっても、自立して生きていけること。生き続けること。

それから調理補助の仕事をしていて、調理の仕事が楽しいと思う。人にご飯を提供する仕事を楽しいと思う。自分用のご飯を作っていて、おいしいご飯が、毎日の中で何よりの楽しみ。

調理師免許をとりたい。

自分の作ったご飯を、食べてもらえる人になりたい。漠然とそう思う。野望その1だ。

誰に? どんな人に? どんな場所で? どんな風に? どんなご飯を?

全く未定なんだけども、それはおいおい見つかるものなら、見つかると思う。

野望その2は、自分の家を持つこと。

両親の家が帰るべき家ではなくて、自分の城というか、拠点となるところを、自分で作りたい。

野望たちに向かって、がむしゃらに働けるか、立ち向かって行けるかというと、まったくできない。

体力ない。お金ない。免許取得の受験資格ない。

それこそ、何歳までにこれこれする、という焦りはしようがないし、その気もない。

今日も明日も、笑って生きていく、それが大前提で、今日も明日も、苦しいけど前を向いて生きていく、一生懸命生きる。

それが今の私の現在地。

時間の縛りなんて、あってないようなものだし、病気だっていつ再発するか分からない。

いまできることを、楽しく、豊かに生きる、それが大事だと思う。

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