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別れと自立

昨日は、雨がよく降った。そして寒かった。今日はもっと寒いらしい。

診察の日だったので、高田純次氏を心の師匠と崇めるカウンセラーの先生とも話をした。

カウンセラーの先生とは、病気になってすぐからお世話になっているので、とても長いお付き合いだ。

ただ、今度の3月でカウンセリングは、卒業することにしている。

長い長い間、伴走してくださった先生には感謝しかない。

卒業を切り出されたとき、大丈夫かもと思って、私も納得して決めた。だけど、あと3回かと思うと、なんだか寂しい。

しょうもない話でも、深刻なネガティブ話でも、笑える話もみんな聞いてくださった先生なしで、これから先を、1人で(とは違うけど)生きていくのかと思うと、ちょっとどうしていいか分からない感じもする。

人生の岐路というと大袈裟だけど、人との出会いは別れの始まりともいうし、人との別れは、新しい出会いのきっかけともいう。

新しい出会いがあるから、新しい別れもある。

自転車をこぐように、右に左に揺れつつ、前に進む。その景色を、一緒に見てくれる人が1人減るわけだけど、私は自分の自転車をこいでいかなければならない。やっばり、自分の力で。

カウンセラーの先生は、伴走者ではあったけど、自転車は私のものだった。パンクして困れば、自転車屋さんを紹介してくれたけど、直してくれるわけではない。

パンクした! どうしよう! もう無理だ!

今まで何度も思ったけど、その時々で、なんとかしてこられた。もちろん、カウンセラーの先生がいてくれたから可能であったことも多い。

今度、パンクして困った時は、自分でなんとかしなきゃならない。でも、いまは何とかなるんじゃないかと思っている。

自立できた、と言えるかは微妙だ。でも自立への一歩は、ちゃんと進めていると思う。根拠の無い自信を持って、高田純次氏のように適当に、ふんわり着地を目指して生きていこうと思う。

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