喧嘩腰

私の生まれ育った土地の方言は、かなりキツい物言いらしい。

ほかの土地から来た人から、叱られているのか、喧嘩を売られているのかと思ったとよく言われる。

たしかに柔らか穏やかな言葉とは思わないけども、慣れ親しんでしまうと、それも口にする人それぞれによるのでは? と思ってしまう。

ドラマ「青天を衝け」の岩倉具視さんの話す京都の御所弁は、はんなりの極地を行くはずだけど、騒々しいし、つけつけ文句を言う、気に入らないことを言うときの言葉は、全然はんなりでも穏やかでもなく、どちらかというと、粗暴な印象すらある。

方言の印象はたしかにあるけど、結局は使う人次第、使う場面次第、気持ち次第なのでは。

東京の下町言葉がキツいハッキリした言葉だというけど、「寅さん」のような人情味のある温かさ印象をもつというように。

京都弁が柔らかいイントネーションを持っていても、必ずしも優しいだけじゃないのは、人が話す言葉だからだろう。

でも、はなから喧嘩腰と思われている言葉だというのは、ちょっと損な感じがしないでも無い。

丁寧な言葉を心がけても、素の方言や、言い方が身についてしまっていて、慌てると出る。気をつけねばと思う日々。

※見出しの画像で誤解されそうだが、私は関西の人ではありません。


【余談】
昨日、通勤電車の隣に立った人のイヤホンからの音漏れがすごかった。

電車はかなりうるさいのに、なにを歌っているか、歌詞まで明瞭に聞こえるほどだった。歌自体は知らないので、なんとも誰のなんの曲とは言えないのが、残念。

音漏れするくらいだから、相当音量であるはず。音で耳痛くないのかな。。。

イヤホンが物理的に痛くてはめられないので、私にはイヤホンの音漏れは、よく分からない世界だ。

なんにせよ、片時も音楽を手放せないというのも(最近はやりではあるけど)、不自由だなあと思う。

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