【詩】幸いのあるところ
絶えず湧き出る泉のように
悲しみや苦しみが癒えず
底なし沼のような
孤独と絶望を知らず
行き先も、安らぐ場も知らず
幽霊のように
屍のように
死んだまま生きているような
生きたたまま死んでいるような
寂しさと虚しさを味わうことなく
もし
生きることができたなら
きっとそれは幸いなことでしょう
でも
世界には闇と光があることを
光があるためには闇が必要であることを
知らないことは
まるで目隠しをして生きているかのよう
ほのかなぬくもりを
木漏れ日のような優しさを
ただ生きているということの喜びを
悲しみに寄り添う無力を
薄氷を踏むような安らぎを
新月の夜空には
たくさんの星が瞬く
月の大きな光に呑まれて
消えてしまう
小さな星たちに
いのちが吹き込まれる夜
あの小さな星屑のように
小さな幸せを
小さな体が燃え尽きるまで
小さな日々を積み上げていく尊さに
幸いはあると
心の底から、そう
思うのです
【今日の英作文】
試着する前に値札を見て、あきらめることはよくあります。
I often give up on buying clothes after seeing the price tag before trying them on.