消えなかったもの
私はいままで、小説というと私小説風なものを多く書いてきた。
もちろん、設定を含め、フィクションでしかありえないものもあったけど、どこかに何かに自分がいた。
先日参加させていただいた、山根あきらさんのお題「朝焼け」で書いた小説も、やっばり私小説風なんだけど、何かから脱皮した気がした。
最近自分のことを、前と変わったなと思う。
色々な場面で。精神面で。
色々な気付きがあったりして。
自分のネガティブなところ、よくないところ、直したらきっといいところ、自分でも嫌だなと思うところを、具体的に、真正面から見て、今や今までの生き苦しい理由や原因を考えたりした。
でもその変化が、実はとても怖かった。
変化のせいで、同じように小説を書けなくなるんじゃないか。感情が死ぬかもしれないと思っていた。
簡単に言えば、私にとって小説を書く起爆剤となっていた、ネガティブな気持ちが薄れれば薄れるほど、小説を書く力やモチベーションは尽きていくのだと、勝手に思っていた。
何様かもしれないけど、ずっとそう思ってきたから、自分の変化というものがとても怖かった。
小説を書きたい。
もっとポジティブに生きたい。
心の健康を維持して生活したい。
だけど、私からネガティブをとったら終わりだ。
変わってみて、分かったこと。
思い込みが間違ったいたこと。
書きたい世界は、確かに変わった。
変わってしまったけど、むしろ、書ける世界が広がって、私自身が自由になったかもと感じている。
ネガティブな世界にどっぷりはまりこんで書くものより、自由なものが書けた(と勝手に思っている)。
『朝焼け』は、私が主人公にのめり込んで書くタイプの、いつもの小説ではなくて、どこか距離をおいて書くことができた小説になった。
たぶん前の私だったら、書けないものだった。
心配していた書きたい欲も、消えなかった。
小説を書くことに、夢を見続ける。見続けてもいい。とても安心した。
自分が変わっても、小説を書き続けることは可能だ。
とても勇気をもらえたし、自信になった。
私は大丈夫だ。
消えない、消えなかったもの。
小説書きたい欲。
そうそう簡単に消えてなるものかと、意地を見せた。私の欲。
気づかせてくれた山根あきらさん。きっかけをありがとうございました。
【今日の英作文】
そこへ初めて行った時、私は巨大な大仏を見ました。
When it's my first time there, I saw a huge Great Buddha.
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