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幸せの味 フレンチトースト

この間、食パンを奮発して買った。

1斤128円(税別)の食パン。

ふわふわで、そのまま食べたくなるような、甘い匂いがしている。

2日は、普通にトースターで焼いてジャムをつけて食べた。

このまま冷凍するのは、なんだかもったいない。

そうだ、フレンチトーストにしようと思いついた。

レシピノートを見返して、レシピを探すのもいいけど、今回は自己流でいいやと思った。

食パン自体が新しくて、おいしいのだから、ちょっとやそっとのレシピの間違いなんて、たいしたことではない。

卵液にするのは、
卵1個
砂糖大さじ1弱(2/3くらい)
牛乳150㎖。

卵をしっかり溶きほぐして、砂糖と牛乳を加え、しっかり混ぜる。

食パンにフォークで穴を開けると、液が染み込みやすくなると言われているけど、今回はしなかった。

食パンは、1枚を4つに切り、底の浅いボウルで液に漬け込む。上の方がぷかぷか浮いて、染み込みにくい。途中でひっくり返すのは面倒。

こういうときは、ラップが活躍する。

ラップを食パンに添わせるようにかけて、食パンのないところでは、液にぴったりと添わせる。こうすると、食パンが液と密封された状態になる。ラップの端はボウルの中だ。

冷蔵庫で静かに眠ってもらう。

一晩寝かせて、おはようと冷蔵庫を開けると、卵液がしみしみになった食パンが現れる。

フライパンに、バターかマーガリンを少しだけ落として、温める。ついーっと溶けてきたら、卵液しみしみの食パンをフライパンにそっと並べる。ボウルに残った卵液は、食パンの上へかけてしまう。

火加減はごくごく弱火。蓋をしてしばらく待つ。

3-5分くらいして、フライ返しで焼き目を確認する。いい匂いがして、もう食べたい。

卵と砂糖が焼けて、綺麗に焼き色がついたら、フライ返しで、またそっとひっくり返す。

卵液しみしみの食パンは柔らかくて、ふにゃふにゃしているので、菜箸で手荒に扱うと壊れてしまう。

ひっくり返すときは、一息で。

両面に焼き色がついたら、皿に移す。

粉砂糖とか、ミントの葉とかを振ったり飾ると、それっぽくなる。

そんなものはないので、私はシンプルにそのまま。飾りはなし。

砂糖が少なめなので、蜂蜜やメープルシロップをかけて食べる。

弱火で焼くことで、ふわふわ感、トロトロ感が出る。

カリッとはしない。
どこまでもふにゃふにゃしていて、トロトロしている。ナイフがなくても、フォークで一口大に切れる。

幸せの味。

今日もなんとなく、美味しい話。

今度はバゲットで、フレンチトーストに挑戦したい。

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