自称活字中毒の独り言

子供の頃から文字をよく読む方だった。

教科書はもらうと大抵2、3日で読み切っていた。ただ学校の成績には直結しなかった。
母親にはいつも「あんたはいつも本を読んでいるのに、国語の成績がちっとも良くならないわねえ」と言われていた。
母の蔵書のアガサクリスティとか読んでたからじゃないですかねえ。大抵は殺人事件の話だ。ミステリの女王は手を変え品を変え人を殺す。コナン君もビックリだ。
母だって子供が読んでまずいと思う本は目につく所には置いていなかったと思うが、あんまり小学校の教師が子供に勧めたい本ではなさそうだ。その頃は長編だろうが長いシリーズものだろうがずんずん読み進めていた。

ところが最近、読むものが変わってきた。
長い文章を読むのがつらくなってきたのだ。なるほどSNSが流行るわけだなあ、と腑に落ちるものがあった。文字は読みたいが、長かったり難しい文章は消化不良を起こす。その結果軽いエッセイ集をさささっと読むことが多くなってきた。本当は読んでみたい長編小説も色々あるのだけれど、体力と視力がついていかなくなった。

若い人へ、本は若いうちに読むのがいいよ。年取ると物理的に本が読めなくなるのだ。私も最近まで知らなかったことなんだけどね。

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