140字小説 11日目~20日目
是非何日目が一番面白かったか教えてください。
11日目『相合傘』
「雨だね」「そうだね」
「傘ある?」「ある」
「俺忘れた」「入れてあげる」
「ありがと」
私は君に精一杯傘を傾けた。
身長が高い君が持った方がいいのに。でも君に持たせると私の方に傘を傾けちゃうからね。
相合傘、濡れてる方が惚れてるの
今日くらい、私が半分濡れさせて
某有名なコピーが元ネタです。ポエムっぽくなったので泣いていいですか?本当にネタ切れですよね。
12日目『彼女の機嫌』
彼女は最近僕に冷たい。
三連休のせいで会えなかったからだ。
そんなことで機嫌を悪くするのも、可愛いけれど。でもあの子の好きなおやつを買って行っても、そっぽ向くのだ。そろそろ寂しい。
まぁ、可愛いから良いか!
ランドセルを背負い直し、道端の猫じゃらしを千切って、タマの元へ走った
猫じゃらしを見て思いつきました。彼女=猫です。小学生の純情さはいいですねぇ…ちょっと伝わりにくいですね。助詞の使い方が喫緊の課題です。
13日目『共にゃん者』
最近、猫がベランダに来る。
ニャオンと鳴いてよく僕に餌をねだる。
きれいな猫なので家にあげ、ささみとかツナ缶などをやる。
猫は喜んでそれを食べる。
しかしその猫は相当、頭が良いみたいだ。
猫に慣れてベランダの鍵を開けっ放しにしたせいで、空き巣に入られた。それもその猫は空き巣の飼い猫だった
うーん。にゃんこは可愛い。まあまあの感じ。なんか今一つパッとしないなぁ。描写力が弱いか
14日目『シャンプー』
彼と同棲してたときは、シャンプーの減りが一人の時より早かった。
月に一回、ドラッグストアに買いに行くのが好きだったからストックしなかった。 出会ったときに比べて彼の髪は柔らかく、いい匂いになっていった。
今、彼は禿げてるらしい。
私が別れ際に脱毛剤をシャンプーに混ぜたからなんだけど
ゲロ吐きそうなくらいありきたり。本当にネタ切れだなぁ。がんばりましょう。
15日目『おめでたい』
旦那と離婚した。
好きだったはずなんだけど、アイツは私を馬鹿にするのだ。
特に私の顔を魚みたい、と人前で笑ったときは殺そうかと思った。
別れる前夜、私は旦那の歯ブラシで魚の腸を掻き出した。
私を魚というなら、お前の口臭を魚にしてやろう。最後に鯛のソテーを食べる旦那を見て静かに笑った
ありきたり・・・そう言って私を馬鹿にしてください。口臭が臭い人っていますよね。
16日目『割れない関係』
「素数ってどうやっても割れないでしょ?なら僕は君と素数みたいな関係を築きたいよ」
「少数まで使えれば割り切れるわよ。そんな薄っぺらな関係じゃなくてゼロにしちゃうのはどう?割れないわよ?」
「……無限大ってこと?」
「馬鹿ね。貴方ともう関わりたくないから喋りかけんなってことよ」
一応工学部に通う理系なので理系っぽいことでも言ってみようかと思って。結構面白い展開じゃないかなって思います。
17日目『ある日、ある道で』
歩いていると前から白杖を持った男の人が歩いてきた。頭と白杖を不規則に左右に揺らしている。
目が見えないんだろうな。
細い路地だったので、私は端に寄って道を開けた。
数歩進み、何気なく後ろを振り向くと、
男の人も振り返って、こちらに頭を下げて、また不規則に杖と頭を振って歩きだした。
日常の怖い話ってどんなものなのかと思って書きました。都会はこんな人が多いでしょうか。
18日目『初めて』
初めてマニキュアを塗った。意外と油分が多い。赤かったけれど、成分のせいか少し茶色に変わった。
私は君の顔を見ながら笑う。
君は私にいつも初めてを教えてくれるね。
デートも
彼氏も
セックスも
浮気されることも
胸にナイフの突き立った君の頬を少し鉄の香りがする手で撫でた。
ふふふ、ごめんなさい。案がでなかったので、前の没を流用させていただきました。
19日目『綺麗のなり方』
最近、恋人が綺麗になった気がする。
付き合って3ヶ月、そろそろマンネリの筈なのに。
浮気か、と思って問い詰めた。 初めは言葉を濁していたが、諦めたように彼女は口を開いた。
「貴方に惚れ直してほしくて綺麗になったの」
可愛いところもあるものだ。 ただ、LINEのデータは消しておくべきだったな。
お話が140字で二転三転するような小説を書きたくて考えました。読んでいる最中、一瞬でも安心してくれたならいいなとは思います。
20日目『その子は誰?』
近所に廃墟がある。
がいる気配はないからある日、俺達は肝試しに行った。
家に土足で上がり込んだ瞬間、
「こらー!」
少年のような高い声が聞こえた。俺達はびっくりして、すぐ回れ右をして逃げ帰った。その後母さんにあそこには老人が一人で住んでいると怒られた。なんだ。お化けじゃなかったのか
読者に委ねてみたくて書きました。でも情報開示が少なすぎて、伝わりませんね。もう少し情報密度を上げる。
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