「紙の本 VS 電子書籍」論争と、読む姿勢の関係性
結論。ゴロゴロしながら読みたいなら電子書籍一択じゃね?
「紙の本 VS 電子書籍」ってどちらも良し悪しがあると思うのですが、今なお紙の本しか売ってない場合があることも考えると、そもそも全部KindleやKoboのような電子書籍で読もうとするのは無理がありますよね?
とは言うものの、そこそこ読書好きな私のような人間になると、どう言う時に紙の本を買い、また別にどのような場合に電子書籍を買うのか、線引きがしたくなるわけです。
後述するように、この線引きには私なりの理由があるのですが、最近になってもう一つ線引きの要素があるなと気づいたのです。それが「読むときの姿勢」です。
本を読むとき、どんな姿勢をしていますか?
本を読むとき、あなたはどんな姿勢をしていますか?
例えば、
椅子に座って、手に本を持って読む
椅子に座って、机に向かって読む
ベッドの上でゴロゴロしながら読む
立ったまま読む
・・・などでしょうか。
読む時の姿勢は、本を読む理由とも関係しそうです。例えば学習のために本を読むなら、メモを取るといったアウトプットもしやすい環境が良いでしょうから、机に向かうタイプがなんとなく想像できます。
上記4つの例のうち、電子書籍が得意とするのは後者2つでしょう。電子書籍端末(あるいはスマホ)が十分軽いからです。軽さを重視する場面では電子書籍に軍配が上がります。
ちなみに私は冒頭に書いたように、ゴロゴロしながら本を読むのが好きです。というか、姿勢よく読書するのがあまり得意ではありません。ですので、片手で持てるKindle端末を非常に重宝しています。
逆に、私のように自堕落な生活を送っていない方は、紙の本のほうが良いかもしれません。紙の本は、紙の物理量でその本の内容量が常に可視化されることがメリットです。そのほかにも、本のページを行き来したりしやすいです。所有欲を満たすために本棚に飾るのも良いでしょう。
電子書籍のメリットと紙の本のメリットは相補的な関係と言えるでしょう。
紙の本と電子書籍の使い分け例
参考までに、私の紙の本と電子書籍の使い分けを、本を読む姿勢を例に紹介します(例外ももちろんあるのですが、それはまた別の機会に)。
紙の本を読む場合
椅子に座って、机に向かって読む
学習や研究がメイン
専門書や参考書などの重たい本
ページを行き来したい
インプットだけでなくノートやPCに向かってアウトプットもしたい
そもそも電子書籍化されていない
電子書籍を読む場合
ベッドの上でゴロゴロしながら読む
娯楽がメイン
漫画や小説、雑誌など
一方通行のページ送りでOK
インプット中心
電子書籍化が進んでいる
暗いところでも読める
おわりに:論争はまだまだ続く
今回は「読む姿勢」を切り口に紙の本と電子書籍どちらを選ぶかの関係性をまとめてみました。インプット中心であれば軽くて姿勢を気にしなくて良い電子書籍が良いというのが今回の主張です。
とはいえ、読む姿勢だけで紙の本と電子書籍の良し悪しを議論するにはちょっと材料不足な点ももちろん否めません。そもそも何で読書をするのか(読書とはそもそもなんなのか)から掘り返してみると、もっと面白い切り口が生まれてくるかもしれません。
あなたは紙の本派ですか? それとも電子書籍派ですか?
ぜひ今一度考えてみてください。