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面接対策と逆質問

どうも、斉藤 史朗です!

普段は、法人向けのマーケティング業務に従事しており、人材派遣・人材紹介・健康経営・人材育成などのサービスに携わっています。

以前は、人材紹介のコンサルタントとして求職者や転職者に対して面接対策も実施していました。

今回はその中で、少しニッチな逆質問について解説します。
※なお、個人見解になりますので、予めご理解ください。

本記事は、2021/1/17投稿内容を改修した転職コラムです。


そもそも、逆質問って何ですか?という声もよくいただきます。

逆質問とは 「選考企業に対する応募者の熱意を図るため」 に実施する

というケースが多いです。

他には、応募者から面接官に質問を促す事で、

①「応募者が気になっているポイントを解消していく」

②「漠然とした質問を投げかけることで、コミュニケーション能力を確かめる」

という目的もあるようです。

逆質問は、応募者によって、質問量と質が全く異なるので、転職希望者の選考企業に対する意欲が可視化されやすくなります。

採用企業が逆質問を行う理由

一般的な面接質問では、応募者が事前に対策されているため、回答内容から本音が見えずらかったり、他企業にも話しているような汎用的な対応をされてしまい、企業側も上手く応募者の志望度を見抜く事が難しい事があります。

その対策として、応募者の本音を拾うために、逆質問を実施します。

相手の立場に立って考える

なお逆質問は、選考企業に対してただ質問すれば良い訳ではなく、「選考企業内での入社後の役割・ミッションなどを把握した上で」質問すると良いです。

また、選考企業の面接官の会社内での立ち位置・役割に応じて質問する内容を変えていくと良いでしょう。

一例を以下に記載してみます。

面接官が経営層・役員

組織課題や今後の会社の方向性

現在、経営で重視している事、中途入社者に期待する役割

新規事業の方向性やビジョン・カルチャー、風土など

経営に近しい質問をすると良いでしょう。

面接官が一般社員やメンバー層

面接官や他中途社員の入社きっかけや決め手について

入社から現在に至るまでの面接官のキャリア

選考企業の入社前後の良い意味でのギャップや所属チームメンバーの雰囲気

中途入社の出身業界や年齢構成などを聞いてみると良いでしょう。

面接官が管理職

活躍する人材の特徴や評価基準

一緒に働く上で、入社に向けた心構えやアドバイス

どういう組織が活躍傾向あるのか、また組織やチーム課題を聞く

自身が選考企業を綿密に取材して良い記事を書くんだという気持ちで、情報をヒヤリングするイメージが良いでしょう。

応募者が逆質問を通じて得られること

1:選考企業に入社している自身を想像して企業理解が深められる

2:最短で自身が活躍するための情報を獲得できる

3:配属予定の組織やチームにどういう課題があり、入社後の自身のコミット方法の可視化ができる

質問内容は5~10程度用意しておく

一般的には、3個程度という事を良く言われますが、会社によって、面接冒頭からいきなり「何か質問ありますか?」という切り口で30分以上費やす事もありますので、3個程度ではネタ切れになるリスクがあります。

3個といわず、10個程度用意をして損はありませんし、10個用意する中で、より会社を調べ上げるきっかけとなり、理解促進にもつながりますので、おすすめです。

具体的な逆質問のトーク例

ここで、具体的な逆質問項目をお伝えします。

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①お話ありがとうございます。〇〇様が御社に入社したきっかけを教えていただけますでしょうか。

②〇〇様が考える、御社の魅力について教えてください。

③今回応募させていただいております〇〇部署、〇〇チームの組織課題などはございますでしょうか。もし私が入社する事になった際に、そこを意識して課題に対して貢献/お役に立てればと思います。なお、自分なりに事前に調べまして、恐らく〇〇が課題ではないかと考えており、〇〇という行動を通じて御社に貢献出来ればと考えていますが、いかがでしょうか。

④御社で活躍されている社員の方の特徴や共通点などはありますでしょうか。1日も早く私も御社に貢献したいと考えており、ぜひ参考にさせていただきたいです。

⑤IR資料や会社HPを見て、御社の今後の方向性について理解をしているつもりですが、改めて今後の展開や取り組みについて、教えていただけますでしょうか。

⑥〇〇様は今、〇〇チーム/部署責任者としてご活躍されていらっしゃると思いますが、今後の〇〇様が御社で考えているキャリアパスなどがありましたら、教えていただけますでしょうか。

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入社熱意もこっそりアピールする

上記のような質問をしながら、入社への志望度をアピールする。

御社に入りたいという気持ちだけではなく、選考企業の状況も理解出来ているし、そこに合わせて自身が他応募者に比べて貢献してくれそうと感じて貰えるとよいですね。

追伸

私が就職活動を行っていた際には、正直、面接官や企業が新卒採用で何を求めているか分からず、面接で苦戦していました・・笑

面接で逆質問をされた時には、「特に質問ないです」と即答してしまったり、よくわからない発言をして面接官を困らせていました・・

この記事が、採用面接で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

以上になります。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

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斉藤 史朗
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