自分を理解すること - HSPとADHDの経験からの学び
はじめに
私の子供の頃は、HSPやADHDといった言葉は存在せず、「落ち着きがない」「飽きやすい」といった言葉で片付けられていた。そこで、自分が本当にどうだったのか振り返ってみたい。
そもそも、HSPとADHDとは
私は、自分自身を振り返ると、どちらにも当てはまるように感じる。そのため、HSPとADHDの診断テストを受けてみた。
そして、
結果は、HSPとADHDの両方の傾向があることがわかった。その自覚は少しあったが、はっきりと診断されると、困惑してしまう。
どう対処してきたか
現在では、日常生活に支障はないものの、苦手なことはある。例えば、数字の暗算はできるが、数字を覚えるのは苦手である。また、物が見えないと忘れてしまうことがある。しかし、社会人になってからは、仕事での教育を通じて少しずつ克服してきた。
片付けが苦手だったが、仕事での定位置管理や整理整頓を学んで、少しずつできるようになった。忘れそうな物は目の前に置くようにしている。また、ルーティン化や一つの作業とそれに続く作業をセットで覚えることで、習慣化して何も考えずにできるようになっている。
それでも、覚えられない場合は、スマホにメモを残したり、付箋を貼ったりしていた。
現場管理という複雑な業務を、大きなミスもなく完工できたことは自分の自信となっていった。一つ一つの小さなハードルをクリアしていく毎日だった。
意識してきたこと
私は、本来右脳的な感覚で行動することが好きだが、アートや音楽に触れることを意識して、左脳の働きを活発化させるために、数学や統計学などの学習や読書に取り組んできた。これにより、自分を理解することができ、イライラすることや強迫観念に捕らわれることも減ってきた。左脳と右脳の伝達が良くなったのかもしれない。
まとめ
現在では、自分の置かれている環境が誰でもわかるようになっている。自分を理解し、足りない部分があれば努力すればよいし、必要であれば他人に頼ることも大切だ。また、自分の長所を伸ばすことも重要である。
要するに、自分の成長が他人より少し遅いだけであり、長い目で見れば、それは些細な差に過ぎない。欠点があっても、それをコンプレックスに思わず、自分を受け入れて努力し続けることが大切である。