はんざきの大冒険
夏の1コマ。
去年、岡山県蒜山で「はんざき」(オオサンショウウオ)のぬいぐるみを買った。
そもそも、「はんざき」に出会ったのは10年以上も前、島根にある母の従姉妹の住まいに遊びに行った時だった。
その方の旦那さんが「ハンザケ」(※ その地方ではオオサンショウウオは「ハンザケ」と呼ばれた)関係のなにかに関わっていたらしく、「施設があるから見に行こう!」と誘ってくれたのだ。
初めて見た「ハンザケ」の大きさ。そのわりに小さなまん丸の目。水の中をゆったりと進む、なんともかわいい動き。
私はすっかり「ハンザケ」のファンになってしまった。
それからしばらくして京都に水族館ができた。
どうやらオオサンショウウオの展示もしているらしい!
関西在住の私としては「近くでオオサンショウウオをみられるなんて、すごい!」と、当時はとっても喜んだ。
けれど、じつはいまだに行けていない。
私の住んでいる場所から京都に行くのには、少し時間がかかるので、「そうだ、京都に行こう!」とふらりと出かける気にならない。
「行くぞー」となにか気合に似たようなものを入れないと行く機会を得られない気がする。それが私の中の京都だ。
京都という場所に、なにか特別感があるのかもしれない。
そんなわけなので、いまだに京都でオオサンショウウオには会えていないのである。(いつかは会いたい。)
そして去年。
今年ほど暑くなかったものの、それでも猛暑だった去年の夏。涼しい場所が西日本にないか、と探した結果、行ったのが岡山県の蒜山だった。
蒜山はどちらかというと、ソフトクリーム食べるぞ、とか、蒜山焼きそば食べるぞ、とか、そちらのほうがメインで、オオサンショウウオは全く頭になかった。
それなのに、最初に訪れた道の駅で「はんざき」のぬいぐるみに出会ってしまったわけだ。
「えー?!オオサンショウウオいるの?」
しかもそのぬいぐるみがまた、超可愛い。
「でも蒜山って刺繍が入っているし、子どものおもちゃコーナーにあったし、そもそも買ってどうするの?」
と、大人にありがちな思考をしてみたものの、最後は「逆に蒜山っていう刺繍が記念やん!」という心の声に負けて、買ってしまった。
それから蒜山を満喫し、「はんざき」が有名な湯原温泉に泊まり(たまたま)、旅を満喫したわけだが、その旅行中、私はその「はんざき」のぬいぐるみと旅先の写真を撮りまくって癒されたわけなのである。
というわけで、長々と語ったけれど、うちのはんざきちゃんと神庭の滝を、その夏の1コマとして紹介します。
ちなみに湯原温泉では、はんざきピンバッチとか手ぬぐいとかうきうき買いました😳
湯原と刺繍された、同じぬいぐるみがあったのは内緒🤫
おまけ
本物ともご対面しました。
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