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『KOF』関連記事

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おもに『KOF』シリーズに関連する記事群です。
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記事一覧

【SNK】旅の終わり【KOF】

 諸君らはぼくが以前お出ししたこの記事を覚えておられるだろうか。  今から約8か月前、ぼくは『KOFAS』(以下『AS』)についてのこの記事でこういっていた。このゲームのストーリーモードが面白かったかどうかはサ終してから判断する、と。  正直な話、この記事を上げた時点で、「たぶんこれもう長くねえだろ」という予感はあった。当時のストーリーモードはまだアッシュ編の『03』に突入したところで、ここからさらに『XI』〜『XIII』をやって、さらにアンプスペクター編まで描くのはかなり

【SNK】都合のいい男【KOF】

 先日、『KOFAS』、いわゆるおるすたくんのサービス終了決定のリリースがあった。今年の10月いっぱいで幕引きということで、今回のアプデで追加されたガチャが最後となっている。ちなみにオーラスで実装されたキャラがこちら。 『98』版の暴走庵とプリティー・チャンの色替え。ほかにもっと優先して実装すべきキャラがいただろうに、なぜこの2名なのか。そもそもおるすたくんは、UEキャラが実装されて以降、融合だの量子だのプラグインだのといった理解しづらい新要素がどちゃっと追加されるとともに

【SNK】キモクナーイ!【KOF】

『KOF』主要女性キャラのBMI値をここに公開する。  唐突なキモ発言どうした? といわれそうだが、当時のぼくは非常に大真面目にこの値を算出していた。そう、あれは『MI2』を開発していた頃――ぶっちゃけていえば、『MI2』と『MIA』に登場する新キャラのプロフィールというのはおおむねぼくが決めていたのだが、各項目の中の身長と体重を決めるに当たってちょっと悩んでいたのである。  たとえばここにレオナがいるじゃろ? 『96』で初登場した時点のレオナは、176cm、56kgとい

【SNK】わりとしゃべってたろ?【KOF】

 2024年3月25日記念。  いや、以前にこんな記事出してるし、もはや特にいうこともないんだが、  せっかくのお誕生日なので、八神庵と草薙京との掛け合いについて。  この両者、専用の掛け合いが実装されたのは『96』からだった。『95』では、京が汎用の「いくぜ!」というセリフを叫ぶのに対して、庵は無言で構えるだけだったのである。  で、その『96』での掛け合いが、 京「どうしてもやるのか?」 庵「いまさら命乞いか」  というやつ。そしてお次の『97』でもまた新しい専用掛

【SNK】年齢問題【KOF】

 3月11日はデュオロンの誕生日である。  ということで(?)、よくよく考えるとけっこう「それどうなん?」という年齢問題について、当時かなり苦悩したぼくが! このぼくが! 以下略。  以前この記事でも触れたように、デュオロンは10人いるとされるロンの子供たちのひとりである。長男、次男、長女と来て4番目の子供(三男)として生まれたのがデュオロン。その下に男女の双子の四男と次女、さらにその下に3人の幼い兄弟たちがいる。ひとりだけ妾腹の娘として生まれたシャオロンは、年齢順でいえば

【SNK】ぶっちゃけ【KOF】

 かなりぶっちゃけたことをいってしまう。  あ、おるすたくん1号こと『KOFAS』の話な。  ぶっちゃけ、このゲームのシステム面が面白いかどうかはよく判らない。ぼくはこのゲームのほぼすべてのモードをオートでプレイしていて、要は自分で操作しないからである。がっつり自分で操作したいならふつうに本家を遊べばいいし。  なので、ここではおもに『KOFAS』のストーリーなどについて述べる。「なぜそれを今?」と疑問に感じる人がいるかもしれないが、そこはまあ、思いつき……? ふとぼくが吐

【SNK】単品【KOF】

 ちょっと間が空いたが、今回はこの記事に続いて、キャラクター単品でのストーリーのお仕事をした時の話。 『サムスピ』、『餓狼』などは当然、キャラ単位でのストーリーになるわけだが、ぼくが実際に手掛けた仕事の話でいうなら、『MI』シリーズと『XII』になる。残念ながら、『サムスピ』や『餓狼』はパチスロやソシャゲでしか仕事をしたことがなく、たびたびいっているように、『龍虎』はカケラすらやったことがない。……あ、『風雲』もな。  さて、無印『MI』がストーリー面であまりに薄味すぎた

【SNK】おたふく風邪【KOF】

 チームストーリーと若干の後悔の話。  格ゲーとしての『KOF』の基本コンセプトはチームバトル、3on3というのがまずベースにあるのはみなさんもご存じの通り。そして、一部の作品を除いて、おおむねデフォルトのチームが設定されている。俗にいう主人公チームだの女性格闘家チームだのライバルチームだのいうアレである。  そういう仕様のため、ほとんどの格ゲーではキャラごとに用意されているストーリーが、『KOF』ではチーム単位で用意されている。この手のストーリーは、たいていはそのキャラが闘

【SNK】大人はずるい【SNK】

 今回もほんのりカップリング話。  前回ぼくは、「かつてのぼくは公式カプしか許容できない狭量で頑迷な人間だった」といったな? だが、そんなぼくでも、公式では提示されていないが「ここがくっついたらいいなあ」と思うカップリングはある。ラルフ✕レオナとかもそうだが、一番好ましいのは紅丸✕ちづる。  突然の姉の死という不幸、それによって神器を束ねなければならなくなったという重い宿命――そんな彼女をささえてあげられるのは、さりげない気遣いのできる男だとは思わないか? 思うよな? じゃあ

【SNK】30歳児【KOF】

 2024年になった。よく飼い慣らされたSNKファンでなくとも、今年が何の年かは判っているだろう。そう、『KOF』30周年をことほぐ年である!  ……30年? ちょっと待て、本当にあれから30年もたったか? たとえば今から10年前はどうだった? 確か2014年は『XIV』発売の2年前で……えあ!? 『XIV』がもう8年前の作品!? そのことがすでにショックなんだが!? というか待て、待て! 確か最初の『MI』や『94RE』自体が、『KOF』10周年記念作品とか銘打っていたよう

【SNK】己私我拙者問題【SNK】

 みなさんには自分の価値観が大きく揺らいだ経験はあるだろうか?  ぼくはあった、つい先日!  その日ぼくは某おるすたくんをプレイしていた。そこで特に意味もなく登場してきた如月影二が――ひどいいいようだが、実際ここで影二が登場する意味は本当になかった――自分のことを「我」といっていたのである。  なのでぼくは反射的に、 「影二の一人称は拙者だろ」  と思ったのだが、よくよく考えれば、影二は本家『龍虎』には『2』にしか登場していない。リョウロバユリキンタクマほどではないにしても

【SNK】メモメモ【SNK】

 少し前に、旧Twitterのクライアントソフト(っていうの? よく判らん)のTabtterのサービスが終了した。終了したというか、終了していたことにあとで気づいた。  TabtterはTwitterにブログ的な機能が組み合わさったサービスで、ふつうならTwitterでは投稿できないようなまとまった長文を日記風にアップできることから、ぼくもたびたびSNK関係の記事を上げていたのだが、使い勝手の面で不満な面などもあったため、ある時期から一部の記事は徐々にpixivに移行させたり

【SNK】三太子の女【KOF】

 Dの妹X、それとほんの少しRの話も。ちなみにD=デュオロン、X=シャオロン、R=ラン。Dは大門ではないしRもルガールではない。  まあ、公式サイトがまだ生きているので、そこのキャラストーリー見ればだいたいのことは判るんじゃね? とも思うが、一応。  前回の記事ではさほど詳しく触れなかったが、デュオロンには兄弟姉妹がとても多い。というか、近代以前の中国的というべきか、ロンはとても子だくさんで、正室との間に男女9人、そして側室との間に娘をひとりもうけているのだが、この側室の娘

【SNK】HIZOKU【KOF】

 配信直前! 堕瓏さんの話。  プレイヤーキャラとしてのデュオロンが最後に登場したのが2010年リリースの『XIII』なので、今回、実に13年ぶりの再登板ということになる。これだけ間が空いてしまうと、中にはデュオロンのことをよく知らない初心者ファンのみなさんもいるかもしれない。  そこでぼくが、このぼくが! ややかたよったデュオロン講座(に名を借りた飛賊講座)をやってみる! 当然だけど攻略とかではない!  デュオロンさんは身長約1.9メートル、体重約0.08トン、中国河北省