♡今日のひと言♡瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴(1922-2021 徳島県・小説家)
本名晴美。小学生のころから文学に親しみ、大学在学中に結婚、中国の北京へ渡る。その後、妻子ある作家との8年に及ぶ愛情関係を題材に、人間にひそむ暗い世界の模索を試みた私小説系列の作品を書く。『夏の終り』(1962)で女流文学賞を受賞。他に『蘭を焼く』(1969)、『おだやかな部屋』(1970)などがある。また、『田村俊子』(1959)により新しい伝記小説の境地を開拓した。『ここ過ぎて』(1956~1958)、『かの子撩乱』(1962~1964)、『美は乱調にあり』(1965)など、おもに大正から昭和にかけて生きた女性像を描いた。1973年に出家し、寂聴尼として仏道を修めながら、なお旺盛な執筆活動を続ける。『女人源氏物語』全5巻(1988)、『花に問え』(1992。谷崎潤一郎賞受賞)、『源氏物語』全10巻(1996~1998)、『場所』(2001。野間文芸賞受賞)などがある。
どんなに好きでも
最後は別れるんです。
どちらかが先に死にます。
人に逢うということは
必ず別れるという
ことです。
別れるために逢うんです。
だから逢った人が
大切なのです。
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