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ZEONIC HARD CORE

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『あと10年は戦える』歌詞解説#2

『あと10年は戦える』歌詞解説#2

 マ・クベといえば、壺である。そして壺はジオン公国における、あるいはスペースノイドという共同体における彼の孤独を示す記号でもある。

 一般に過酷な生存条件におかれているスペースノイドの価値観は実利的なプラグマティズムが支配的な傾向があり、それを反映して公国軍人も質実な職業軍人か、能力主義的なメリトクラシーに分類されるような人物が多い。前者を象徴するのがドズル・ザビやランバ・ラルとするならば、後者

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『あと10年は戦える』歌詞解説#1

『あと10年は戦える』歌詞解説#1

 マンバーフリークスのみなさん、いつも応援有難うございます。さる3月23日に結成6年目にしてデビューシングル『あと10年は戦える』が全世界同時配信されまして、今後はグローバル展開を意識し、漢字表記を改めて“万願寺卍BURNING”からカタカナ表記の“マンガンジバーニング”として活動していきます。引き続きどうぞご贔屓の程をよろしくお願いします。

『あと10年は戦える』

 つきましてはデビューシン

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『AXIS には往けない』歌詞解説#2

『AXIS には往けない』歌詞解説#2

 万願寺卍BURNINGの楽曲、『AXISには往けない』の歌詞解説の続きです。1番のBメロから2番のBメロまでです。#1はこちらから。

 曲はYouTubeで聴けます。

アサクラ大佐 まずアサクラ大佐って誰だよっていう話ですが、突撃機動軍海兵上陸戦闘部隊(以下、海兵隊)司令、つまりシーマ・ガラハウの直接の上官にあたり、ほぼ設定のみで登場するキャラクターです。容姿は出典によってバラツキがあります

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『AXISには往けない』歌詞解説#1

『AXISには往けない』歌詞解説#1

 ZEONIC HARD CORE(以下、ZHC)プロジェクトの第1弾であり、万願寺卍BURNINGにとって初めてのオリジナル曲でもあります。
 まず手探りながらも歌詞を起こさないと始まらなかったんですが、歌詞を作るやり方として、その曲の主人公というかメインテーマとなるようなキャラクター(ジオン軍人)を決めて、作中に出てくるワードを拾って再構成して、その人物を描写するという大まかなスキームを決めま

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こんにちは、万願寺卍BURNINGです。

こんにちは、万願寺卍BURNINGです。

 我々はアラフィフ(平均年齢50歳)3人が集まって活動しているロックバンドです…というとなんだか凄くダサい感じがありますが、事実なので仕方ありません。

 メンバーは…

George…Vocal & Bass、作曲・編曲とミキシング担当。写真右。
Kazoo…Drums、Instagramer担当。写真中央。
uRavator…Guitar、作詞、ときどき作曲と歌、映像編集担当。写真左。

 今

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