こんにちは、万願寺卍BURNINGです。
我々はアラフィフ(平均年齢50歳)3人が集まって活動しているロックバンドです…というとなんだか凄くダサい感じがありますが、事実なので仕方ありません。
メンバーは…
George…Vocal & Bass、作曲・編曲とミキシング担当。写真右。
Kazoo…Drums、Instagramer担当。写真中央。
uRavator…Guitar、作詞、ときどき作曲と歌、映像編集担当。写真左。
今回は初回ということで簡単にバンドの自己紹介をしようと思います。
バンド名の由来
原則的に全員の記憶が曖昧なままに進んでいくのが特徴なんですが、恐らく2018年10月頃に新宿の居酒屋で結成されたんだと思います。なんで結成することになったんだかはもう憶えていないんですが、よく訊かれるバンド名の由来が、バンド発祥の地となったその居酒屋の名物的なメニューが万願寺焼きだったんでそれを頼んだところ、店員さん「今日はもう万願寺焼き終わっちゃったんすよねー」、George「万願寺…焼き、バーニング…万願寺、いや…ちゃうな…万願寺…バーニングや!!」uRavator「London callingみたいでかっこいいっすね…」ということで、満場一致で即決だったことは鮮明に記憶しています。ちなみにその居酒屋は先斗町というお店なんで新宿に行く機会があったら是非寄ってみてください。
かれこれ結成以来3年近く経つんで結構活動しているバンドと思われるかもしれませんが、始まってすぐドラムのKazooが原因不明の半月板損傷で約半年間バンド自体が活動休止に追い込まれたり、Georgeが作曲に詰まってやはり半年くらい音信不通になったりしていたんで、正味で活動してきた期間は多分1年半くらいだと思います。
初期の活動から初ライブまで
3人とも音楽経験はあって、特にGeorgeはボカロユニットで最近まで活動したりもしているんですが、私(uRavator)なんかは約四半世紀ほぼやってないので、最初はコピーバンドから始めようとことにしました、BAND-MAIDの。
ご存知の方も多いかとは思いますが、BAND-MAIDはありそうでなかったメイドの恰好をしたガールズバンド5人組で、ツインヴォーカル、ツインギター、ベース、ドラムという編成で、風貌に似合わず楽曲も演奏もかなりテクニカルで難易度が高いハードロックを演るバンドです。それを父親くらいの年齢のアラフィフのおっさんがトリオ編成でコピーするということになり、どうしてそんなことをやろうと思ったのかはもう思い出せませんが、とにかく(Kazooの復帰後)ヒィヒィ言いながら練習して、約1年半後にやっとライブまで漕ぎ着けました。
ライブは昨年の3月に新宿で行いましたが、日程が決まった後に世界がコロナ禍に見舞われて、我々のライブも色々と検討の末、無観客で開催することとしました。ぶっつけ本番でライブ配信をするつもりだったんですが、当日現場の電波状況が悪く、結局撮影した動画を速攻で編集してYouTubeにあげるという形に落ち着きました。これ以後、ライブもなかなかできる状況にならないのでYouTubeで動画を上げ続けるというのが現在に至るまでの我々の主な活動となっています。
ZEONIC HARD CORE 始動
昨年3月のライブをなんとか終えた後、また3人で先斗町に集まり、今後のバンドの方向性を話し合ったところ、Gerogeが「オリジナルをやりたいんや」と言い出しまして、で自分が曲を作るんで歌詞をお前が書けと、そういう話になり、最初は「歌詞なんて書いたことないし、私には世の中に訴えたいメッセージも皆無ですよ…」と尻込みをしていたんですが、「何を言うてるんや、おのれにはガンダムがあるやないか」と。
最初何言ってんだろうなとも思いましたが、確かに私はガノタに類する人間で、その中でも所謂コテコテのファースト原理主義者で、スタジオリハーサルの後に世界の山ちゃんで飲んでいるときには何かのきっかけでそういう話をすることもしばしばありました。ありましたが、しかし誤解のないように言っておくと、ガンダムとはあくまで地球連邦軍の兵器、連邦の白い悪魔であって、便宜上作品名として「ガンダム」と表現することはありますが、私にあるのはジオンの精神…つまりジオン魂なんです。だから「私にはガンダムの歌は書けません…ですが…ジオンの精神を形にすることならば…できるかもしれません」と答えたところ、「おう、それでええやないか。おのれが形にしたジオンの精神に、わしが最高の曲を書いちゃる」ということになり、こうして万願寺卍BURNINGの新しいプロジェクト『ZEONIC HARD CORE(以下ZHC)』がスタートしたのでした。
このnoteについて
それから約1年余り(約半年停まっていましたが)の間に、おかげさまで万願寺卍BURNINGはZHCの曲を5曲ほど公開することができました。現在も次の新曲を製作中です。ですが、これは容易に想像できたことなんですが、歌詞が難解でバンドメンバーにも全然わからないと。だから言ったじゃねえかとも思いますが、そもそもみんなが大好きな『機動戦士ガンダム』には私は全く興味も関心もなくて、一年戦争という限られた時間に眩い閃光を放ったジオン軍人の魂の輝きと、その残光を歌にしているわけで、当然物置の奥から引っ張り出してきた重箱の隅をレーザーメスで突いたような歌詞になるに決まっているんです。所謂ファーストガンダムが放映されたのはもう42年前、ジオンも宇宙世紀も出てこない『機動戦士ガンダムSEED』からでもほぼ20年ですからね、そりゃあ無理でしょう。でもこういうのしか書けないんで。
最近、毎週火曜日22時からInstagramでメンバーによるライブ配信なども始めて、そこでもメンバーから歌詞の解説をしろというリクエストをされるんですが、歌詞って本来解釈するものであって解説するものでもないというか、歌詞の解説というのはそれ自体難しいと思う一方、確かに業界用語(なんの業界かよくわかりませんが)みたいな表現が多く、「ゲルピンでシータク乗れない」みたいな知らないとなんだかわからないことになっているというのも確かにあるので、このnoteで自分の書いた歌詞を題材にして、宇宙世紀とりわけ一年戦争で起こった事象や事物について、これは非常に豊かなテクストでもあるので、歌詞として書かれたものを散文的に再構成していくということをやってみたいと思います。ちょっとどういう感じにやっていくか手探りのところもあるんですが、やりながら徐々に整えていきたいと思います。結局難解になる予感もしますが、それはもう仕方のないことです。
それでは今回はこの辺で。Sieg ZEON.