自分がコントロールできるもの~自分自身と未来は変えられる?~
こんにちは。URA太郎です。リハビリ専門職として、患者さんや対象者さんの身体の回復に対するサポートについて考える仕事をしています。
今回は「自分がコントロールできるもの」をテーマに書いていきたいと思います。
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。
カナダの精神科医であり心理学者のエリック・バーン氏の名言です。
過去や未来を生きる必要はない。
今、この時を認識すればよい。
という旨を表す名言ですね。
初めてこの言葉を聞いた時は「なるほど~」と心がキラキラしたのですが・・・
でも、今はこの言葉に対して感じている違和感が2つあります。
① 「変える」という表現
「変える」というのは「あるものとあるものを取り換える」もしくは「ある状態からある状態になる」という解釈なのですが、
これで言うと「未来を変える」というのは、まだ起こっていないのに「変える」という表現は変だな~という事。
もう1つは、過去や他人は本当に変えられないのか?という事。
ここで整理したいのですが、
「過去」と「未来」は、「今」にいる「自分」を中心にして存在しています。
「未来」を創るのは「今」の自分と「過去」の自分です。
「過去」の良かったこと、やめた方が良いことを「今」の自分が判断して「未来」に活かす。
同じ時間軸上で起こっていることで、どこかでプツリと切れるものではないと思っています。
確かに「過去」実際に起こったことは変えられないかもしれません。
② 「他人」と「過去」は本当に変えられない?
そしてこの言葉を使う時の「過去」というのは、
ネガティブなイメージを持った「過去」の場合が多いと思います。
でもそこから得た“学び”もあったはずです。
そしてその「過去」から続いてきた選択の連続が「今」で、
これからの選択の連続が「未来」です。
そして私たちは、実はそのいずれもコントロールできます。
しかしそれは限定的で、
「過去」でコントロールできるのは「解釈」で、
「未来」でコントロールできるのは「行動」です。
過去と他人は「解釈」で変える、未来と自分は「行動」で変える
受験で失敗して滑り止めの学校に通うことになっても、
そこで生涯の親友に出逢えたなら、
それは人生においては成功と「解釈」できるかもしれません。
それと同じように「他人」でコントロールできるのは「解釈」で、
「自分」でコントロールできるのは「行動」です。
今現在、なかなか自分が伝えたいことを理解してくれない後輩が居たとしても、
実は自分の伝え方がいけないと「解釈」できるかもしれません。
そうしたら、どうしたらうまく伝わるか「行動」をコントロールできます。
コントロールできないものは無い
なので、
エリック・バーン氏の言葉を引用改変するとしたら、
「過去と他人」は「解釈」をコントロールでき、
「自分と未来」は「行動」をコントロールできる。
要は全てコントロールできるという事です。
そしてコントロールできるのは全て「自分」です。
コントロールできないとあきらめず、
できるところを探す。
あの後輩がなかなか成長しない。
上司がやりたいことがわからない。
患者さんが良くならない。
「他人」と「過去」を行動で変えようとすることが多いのではないでしょうか。
では、
成長した姿とのギャップは何か、
上司はなぜその立ち位置に居られるようになったのか、
患者さんはいまどのような状態なのか。
「解釈」を変えていくと、
実際の場面でももしかしたら変化がみられるかもしれません。
そこでまず変化するのは、おそらく「自分自身」です。
私URA太郎は毎週土曜日にできる限り記事をUPしています。
よろしければご覧ください。
それでは、よい週末&GWを(^^)☆
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