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学歴って必要なんだっけ?

こんにちは、URARAです。
本日はちょっといつもと違う方向性の話をしますね。

【受験と学歴について】です。

僕はこう見えて、結構いい高校/大学を出ているのですが、
それにしては別に安定感のある人生を歩んできたわけではありません(笑)
(勤めてきた企業自体はもちろん安定していますが)

そんな僕の実体験をもとに「学歴って必要なんだっけ?」など、
よくある疑問に対して、僕の考えていることをつらつらと書きたいと思います。(長くなるかもです)


僕と受験

受験との出会い(高校受験)

僕には2歳からの幼馴染がいます。中学1年生のある日、
幼馴染の親から僕の親宛に、面白い連絡が来ました。

「⚪︎⚪︎(幼馴染の兄)が無事に高校決まりました!」
幼馴染の兄ちゃんは僕も知っていて、運動もできるイケメンで、
結構憧れのような存在でした。

そんな彼が受かったのは、慶應義塾大学の附属高校でした。
うちの親はもちろん大騒ぎ。「さすが!!」「すごいなぁ!!
」と。

そんな僕は親に尋ねました。

「ケイオウってそんなにすごいの?」

この時の僕は「ケイオウ」の漢字が「京王」だと思うくらいに、
あまりよくわかっておりませんでした。(京王線ユーザーだったので)

僕の疑問に対して、僕の親は慶應の凄さを語ってくれました。
私立で日本1番、慶應ボーイって言葉がある、モテる、かっこいい、、etc

そんな中で僕の心に引っかかったのはもちろん「慶應ボーイはモテる」でした。
高校生、大学生になった自分が合コンなどで無双するイメージをした結果、
「俺もケイオウに行く」と、高校受験を頑張ることを決意しました。

高校受験の結果

当時サッカー少年でもあった僕ですが、高校受験にも本気を出しました。
学校でもそれなりに盛り上げる側のポジションでもあったので、
本当に全ての方面において全力を尽くしていた記憶です。

本当に3年間、めちゃくちゃ頑張りました。
慶應の附属は当時3科目での受験で、なおかつ学校の成績は(ほぼ)不問だったので、英語と数学と国語の3科目だけを塾で勉強しました。

正直学校の勉強において、上記3科目は無双状態でした。
普通に学年1位を取ったりと、勉強でも輝かしい中学時代でした。

そんな僕の高校受験の結果ですが、ぜんぜん敗北でした(笑)
慶應の附属には受かることができず、
別の私立の附属高校に行くことになりました。(言うても偏差値は70くらいの高校ではありますが)

慶應へのリベンジを誓い、高校生活がスタートしました。

大学受験①

高校に入ってからは、なぜか東大を目指しました。
やっぱやるからには1番でしょ!!っていう理由です。

結構いい大学の附属高校だったのですが、
高1の冬には、その大学への推薦権を放棄しました。
覚悟を持って、大学受験に臨むことに。

結果何が起きたかというと、惨敗です(笑)

東大を目指すくらいですから、多分普通の人じゃ想像できないくらい勉強しました。
もちろん息抜きで遊ぶことはあれど、基本的には勉強しておりました。

どれくらい惨敗だったかというと、センター試験でマークミスしましたw w 
しかも得意科目の英語ですw

高校受験でめちゃくちゃ勉強していたので、
センター試験の英語なんて高1の時点で8~9割取れており、
高3になる頃にはふつーに満点を取れる科目でした。
それが本番じゃ6割程度。

もちろん東大なんて足切りで受けることも許されず、
悪い流れを引きずったのか、
その後の私立も納得のいく大学には受からずに、見事に浪人の道へ。

大学受験②

来年は東大に行くぞ!と意気込んで浪人を選んだ僕のところへ、
親友が電話をしてきました。(お前も浪人かよって思いました)

「同じ予備校いこうぜ、私立文系専門のところがあって〜」

僕はちょっと考えましたが、高校受験の時に憧れた、
慶應に行くことを決意しました。
東大の時は5教科7科目だったのが、英語と世界史と小論文という、
実質2科目に絞られることになりました。

元々東大水準で勉強していた僕は完全に舐め始めました。

そんな僕と親友は、浪人時代、なぜかフリスビーにハマります。
本当に意味がわからないかもなのですが、フリスビーにハマったんです。
あとBUMP OF CHICKENにも僕はハマってLiveにも行ってました。

鼻メガネをかけてliveに行った日から、界隈でちょっとした有名人になってしまい、アメブロでも結構なランクを叩き出したりしてました。

浪人中に鼻メガネをかけてLiveにいくふざけた僕

そして色々ありまして、僕と親友は【不登校】になります(笑)
予備校に行かなくなり、2人で地元の図書館で勉強してました。

大学受験の結果

この年の受験は凄まじいものでした。
豪雪だったのです。

慶應の受験当日、朝起きると雪が太ももくらいまで積もっていて、
とてもじゃないけど車を出せる状態ではなかったのです。
そこで、僕は駅まで歩くことに。
親父が趣味の釣りで使う、"服見たいな長靴"を身につけて、
合計3~4時間くらいかけて駅まで歩きました。

この時、一緒についてきてくれた両親には感謝しても仕切れません。
あんな過酷な道、、とんでもねぇです。

そして奇跡的に試験の開始時間も遅れていたので、
ギリッギリ間に合ったのです、奇跡的に。

ただ、朝4時に起きて、過酷な道を数時間歩いたこともあり、
僕は意識が朦朧としてしまっておりました。
最後の科目の小論文中に意識を失いまして、起きたら試験は終わってました。

ただ結果として、 奇跡的に僕は慶應に受かり、親友もM大学に受かりまして、2人とも成功して良かったね〜で大学受験は幕を閉じました。

中学1年生の頃に憧れを抱いて、数年、やっと僕の受験が終わったのです。

大学時代

大学時代の話は一瞬で。
テニスサークルの代表として、凄まじい4年間を過ごしました。
(この辺りはご想像にお任せします)

親友とも、半同棲している時期があったり、
とにかくめちゃくちゃ楽しい大学時代を過ごしました。
正直、本当に好き勝手に生きていた感じです。

二日酔いの中、なぜか甚兵衛姿でテニスの試合に出る自分(多分負けてる)

社会へ

さて、いよいよ本題に入りましょう。(前置きが長くてすいません)
結構波瀾万丈な受験を経て、【学歴】を手に入れた僕が、社会に出るときの話です。
(めちゃ短くまとめてますが、本当に引くほど大変な受験でした全部。
こんな性格なので、けっこう楽しんでましたが。)

就職活動

いつまでも楽しい大学生活が続くわけではないので、僕も就活とやらをやってみました。
他の人に比べるとかなり遅めのスタートだった気がしますが、
結果的に人材系の上場企業から内定をもらい、無事に進路も決まったわけです。

この時、やりたいことがあったかと聞かれると、そんなことはなく、
「おもろそうな会社」に行くことが目的となっていました。

ここでは少し、学歴が役に立ちました。
一定の企業になってくると、最終学歴でエントリーシートを精査しているとの噂もあり。
そのフィルター勿体ねぇなと思いますが、とりあえず僕は基本的には面接はしてもらえたのです。

面接にさえ行ってしまえば、喋りでは負けないわけですから。
就職活動で苦労した記憶はあまりありません。

その後の波瀾万丈な社会人人生については、また今度話します。

結局学歴って必要なんだっけ?

さて、ここまで色々書いてきたことをもとに、
学歴について話したいと思います。

結論、僕は【あって損はしないけど、別になくてもいいんじゃない?】派です。
「なくていい」ではなく、「なくて"も"いい」です。

"学歴"で得られるものは、たくさんあります。
その中で大切だと思うことを下記にまとめますね。

  • 選択肢:学歴があった方がもちろん選択肢は増えます。変ですけど。

  • 勉強したこと:人間として基本的な知見が増えます。歴史なんて役に立たないと思ってる人は、まだまだだなって思います。

  • 頑張った経験:「頑張る体力」がつきます。仕事怖くないです。

  • 要領:自分の脳みそのスペックの理解度が上がり、要領良く動けます。

上記は、大変役に立っているなと感じます。特に後半3つですね。
正直受験期に比べたら、社会に出てからの残業なんて怖くないです。

「1日20時間働け」って言われたとしても、その仕事が自分にとっておもしろいなら、全然楽しめるくらいの人間ですが、その根源は受験を頑張った経験があると思います。

ただ、「どこの大学を出ているか」なんていうのは、表面的なマークの一つに過ぎないと思います。大事なのは、頑張った経験とか、身につけた知識とかそっちだと思うので。

例えば、下記の2人について考えてみたいと思います。

Aくん:あんまり頑張らないで運良く偏差値63の大学に行った
Bくん:死に物狂いで偏差値70の大学を目指したけど、滑り止めの大学(偏差値60)にしか受からなかった

学歴についての例え

この場合「最終学歴」はAくんの方が上ですよね。

ただ、社会に出て活躍するのは圧倒的にBくんだと思います。
しかも結構Aくんとは差が出ると思います。

BくんとAくんでは、頑張る体力や気合いも、基本的な知識も、
人と話すときに役に立つ教養も、結果を出すために必要な考え方も、
挫折や失敗という悔しい経験も、全てにおいて差があるんです。

勉強の仕方を知っているというのは、イコール知識のインプットとアウトプットの方法を知っていることになります。これが社会に出て役に立たないわけがないんです。

大切なのは「学歴」じゃなくて「勉強を頑張った経験」なんです。
よく学歴と年収の相関関係が謳われますが、ちょっとニュアンスが違うんですよね。

なので僕は「別に学歴なんてなくてもいいんじゃない?」派なんです。
ただし、社会に出る前に本気で勉強を頑張るタイミングはあった方がいいと思います。結果、落ちてしまって学歴がなくなったとしても。


最後に

この記事を読んでいる受験生がいるのかはわかりませんが、
最後に書きたいと思います。

大学入学共通テストはどうでしたか?

昨日と今日、勝負の日だったと思います。
受験勉強をめっちゃ頑張ってきた人の気持ちは、痛いほどわかります。
死ぬ気で勉強して、浪人もして、大学も楽しんで、充実した社会人として生きている僕から、お話しますね。

綺麗事のように聞こえるかもですが、本音です。
全く綺麗事なんていうタイプではないので、ご安心を。

ミスった人へ:
全く落ち込む必要はありません。受験なんて通過点、大学名なんて表面的なマークにすぎません。大事なのは、どこまで必死になれていたかです。
全力を尽くして失敗した人は大丈夫です。数年後、その経験のおかげで最高の社会人になれます。

うまくいった人へ:
ちょっと喜んだ後、切り替えましょう。まだまだ受験は続きますよね。
そして、頑張ってないのにうまくできてしまった人は気をつけましょう。
あなたは、必死に頑張る経験を積む前に、次のステージに進んでしまいます。これはとても危険なことです。
大学生活で頑張る経験を積むことをお勧めします。

企業の方へ:
最後に企業の人事の方へ、ご相談です、もし少しでも参考になれば。

最終学歴のフィルター、やめませんか?
あくまで個人の意見ですが、かけるべきフィルターは下記になると思います。

  • どこの大学を目指して勉強していたのか

  • 自己最低偏差値と、自己最高偏差値(どんだけ頑張った?)

上記を見ることによって「頑張れる奴」「頑張ったことのある奴」を、
安易に学歴フィルターで落としてしまうことはなくなります。
逆に「あんま頑張ってないけどうまくいった奴」を警戒できます。

どうですか・・・?


さて、長々と失礼しました。
共通テストってこともあり、受験について、学歴について考えたので、
アウトプットさせていただきました。

僕自身は慶應出身ですが、別に受験に失敗していたとしても、
全然同じくらい社会でパフォーマンスしていた自信はあります。

もちろん「勉強を頑張って成功した経験」は大きいですが、
同じくらいに「頑張ったけど悔しい結果になったこと」も大事です。

運良く僕はどちらも持っているのです(笑)

究極的に言えば、高校受験失敗して良かったし、大学受験も1回失敗して良かったと思っています。

むしろ社会人をやっていて思うのは、個人として目指したい姿があるとか、
それに向かって努力できる環境があるとか、
組織のビジョンに共感できるとか、そういう類のものの方が大切だなと感じます。

もし、こういったお話に少しでお興味がある方、
ちょっとでも僕に興味を持ってくださった方、一度お話しましょう。
僕が働いている会社は、環境は、最高ですよ。

では、また来週の記事で!!

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