上から目線の占い師たち
臨床心理士としての僕が占い師として活動する上での葛藤と工夫をまとめました。
カウンセリングや占いをされる方、カウンセリングや占いを受ける方にとっても有益な情報になっていると思います。ぜひご覧ください。
上から目線の占い師たち
占い師としてデビューする前に数人の占い師の先生に鑑定をしてもらったことがある。あまりにも上から目線の占い師がいることに驚愕した。
心理カウンセラーとカウンセリングを受けてあまり効果がなかったというクレームはよくあるが、上から目線だったというクレームはほとんど聞かない。
それは臨床心理士の養成課程において、相手を受容する上で大切な人間性と何よりも「中立性」を叩き込まれているからである。
ThとClの中立性
Th(セラピスト)とCl(クライアント)で上下関係を作らない。出来る限り中立性を保つこと。どうしてもThがClに与える側、Clが与えられる側という構造になりやすくなる。それを防ぐために中立性を大事にする。
上下関係があると、たとえ治療がその場では上手くいったとしてもThに依存関係を起こしてしまい、Clの自然治癒力が抑え込まれてしまう。カウンセリング依存・占いジブシーの完成である。
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