わたしの本棚⑥
連続投稿チャレンジも、いよいよ6日目を迎えました。実はあまり漫画は持っていないのですが、⑥漫画関連から三つ紹介したいと思います。
①小西明日翔『来世は他人がいい』(講談社)
私はpixiv時代からこの方の漫画を追いかけておりました。絵柄、セリフのチョイス、ストーリー展開いずれも大好きです。癖の強い登場人物がくせになる漫画ですので、ぜひ読んでいただければ幸いです。現在、唯一集めている単行本かもしれません。
ただ、最近無期限休載が決まりましたので、完結作品がお好きな方には向かないかなと思います。芦原先生のこともあったので、作者の方がとても心配です。とにかく、作者の方が納得される形で、そして何よりも心身ともに健康でいてくださる形で、漫画が続いてくれたらいいなと思います。その両者が満たされないのであれば、終わらせちゃってもいいです。私は、漫画そのものはもちろん、それを生み出す作者の方が大好きなのですから。
②杉田圭『超訳百人一首 うた恋い。』(KADOKAWA)
高校時代に出会った漫画です。私はこの漫画のおかげで大の苦手だった古文が大好きになり、おかげさまで大学受験にも合格することができました。和歌が好きになったのもこの漫画がきっかけです。古文が苦手、という方にぜひ読んでいただきたい一冊です。キャラデザやストーリー展開が本当にいいんですよ…とても…。いまでも定期的に読み返しては胸をキュンキュン(死後)させています。
③江野朱美『アフターゴッド』(小学館)
言語化が難しい…。絵柄もストーリーも好きですが、最も好きなのは、重厚な「セリフ」。複雑な心、精神の在り方を的確に言語化なさっていると感じます。心の中の重たい部分、暗がりの部分が、「言葉」として表されている。私はこの方のほかに、こんなにも人の暗い部分をまっすぐに言葉になさっている人を知りません。それでも根底には希望、というか、愛みたいなものを感じます。話の展開も緩急があって飽きません。
いずれの漫画も本当に大好きです…ぜひご一読いただければ幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。