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なりたい人生を送っている人を真似ると、同じ人生が待っている


『クラウン』のシーズン4がNetflixで配信された。

実在の人物が健在であるのに映画化(ドラマ)してしまうという、とても勇気ある試みですが、それでも高評価を受けて、何よりご本人である女王がお気に入りというから、Netflix恐るべし。

ロイヤルという取り扱い注意なひとたちを良いイメージで仕上げても面白くないわけで、だから、ある程度の脚色は絶対あると思いつつ、でも真実と大きく異なれば、「意義あり!」と大統領令のような発言をされる可能性もあるのだ。

しかしロイヤルであるからして、発言にはそれなりに慎重になる必要があり、その辺のことをNetflixも承知のうえで、滅多なことでは意義を唱えないであろうと目論んで行っているあたり、やっぱり、さすが。それを王室のないアメリカの会社がやってしまうのだから、世の中って変わったなぁと思う。

シーズン4は時系列的にどうしてもダイアナ元妃やチャールズの出番が多くなっている。何かあったら、黙っていても「圧力だ!」などの噂が立つし、発言すれば面倒なことになるんで、ロイヤル側はどうしたって不利ということで、いやぁ、Netflixさん、やったもん勝ちですね。

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それはさておき、今回、私が注目したいのは、俳優たちの成り切り度合いが半端ないということで、次の写真をご覧ください。


エリザベス女王

エリザベス


フィリップ王配

フィリップ


マーガレット王女

マーガレット


アン王女

アン王女

(画像はHarper's Bazaar からお借りしました)


体型などはある程度似た俳優を選べると思うが、顔まで似た人を探すのは演技を考慮すると難しいと思う。で、やっぱり写真を見ても「素の顔」はあまり似ていない。

しかし、役中の衣装を着ている写真はどうだろう? お見事、見間違うほどにそっくりだ!

ここにはないがダイアナ元妃の場合、彼女特有の上目遣いや、表情や髪型、衣装などで、かなり本人に近い雰囲気を醸し出している。それぞれの俳優が演じるためにキャラクター分析、仕草、表情などを念入りに研究しているのはもちろんだろうが、これは一般人であっても、応用できるはずである。

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さすがにロイヤルを目指す人はいないでしょうが、例えば、身近な尊敬する人、理想の人生を送っている人、憧れの人生観を持っている人など、そういう人がいる場合はできるだけ行動を共にし、徹底的に観察して真似することは、自分の理想の人生に近づける第一歩になるだろう。

自分を変えるには、まず環境を変えるのが一番良いと言われて、特に住む場所を変える、付き合う友人を変える、言葉、仕草、表情、服装など、自分の力で変えられることはたくさんある。

そういう人の側にいると、まず言葉、思考、行動などが変わり、教えを受け取る器ができる。まずは先輩の歴史の棚卸しだ。こなせるようになったら自分流に変える。模倣するうちに、いつか自分のものとなり、そこに自分が加わると、独創が高まりオリジナルが完成する。

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ピアノもまず模倣から入る。弾けるようになると、次に、誰かの弾き方を真似るのではなく自分で考えろ!と言われるようになる。それは、真似が上手になってからの話だが。

模倣が上手にできないと話にならない。弾けてるようになってから、本当のレッスンが始まる。


「独創力とは思慮深い模倣以外の何ものでもない。」

By ヴォルテール/フランスの思想家




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ギブソンりえ|Piano
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