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私たちにとっての文化:Cultureとはなんだろうか。 「それ」は、研究者や専門家が扱うものであって、一般の私たちが扱ってはいけないものでしょうか。否。むしろ、もともと私たちの生活のなかに自然と生じてきたものであって、私たちの日常の中に当然のように、存在するものだったのではないのでしょうか。 しかし、こと日本においては、「それ」はどこか遠い存在になってしまった気がします。私たちの生活には様々な国の文化や近代的された製品が、どんどん入り込んできて、それらが私たちの暮らしを覆
今回、一緒にお話するのは合同会社オフィスKAJAの河田 全休(かわた ぜんきゅう)さんです。1999年に狂言を初めて以来、狂言の道でこれまで活躍されてきた河田さんは、古典的な狂言作品だけならず、「サラリーマン狂言」「婚活狂言」「SDGs狂言」等、現代の生活に溶け込んだ形の新たな芸能の形を追求し、披露してこられました。2021年には「河田全休ふるさと狂言ツアー」と題して日本各地をめぐりながら、その土地土地に伝わる伝承、史実、産業などを素材にした、創作の狂言作品も制作・披露してい
今回、一緒にお話するのは長岡銘竹株式会社の真下彰宏(ましも あきひろ)さんです。1998年から竹垣職人として数々の名勝やご家庭を飾ってこられた真下さんは、プラスティック製品との競合や竹垣のある家庭の減少を目にして、「竹を使う文化そのものが、人々の心からなくなってしまうのでは...」と常々感じられているそうです。そんな想いで、暮らしの中の竹製品の開発や竹に触れるワークショップ等、竹垣造営とは直接関わらない事業もされるようになったとのこと。 真下さんが見ている「変化」は私たちが